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亭主関白(東国原氏のテレビ番組を見て) [人生・生き方・生活・人間関係]

東国原氏、亭主関白ぶりへの批判に反論
http://news.infoseek.co.jp/article/20150106hochi021より一部転載。

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 昨年9月に妻・春香さん(37)と再々婚した前宮崎県知事の東国原英夫氏(57)=前衆院議員=が5日、TBS系「私の何がイケないの?芸能人が介護始めましたSP」(後7時)に夫婦で出演。亭主関白ぶりや春香さんに実母の介護を任せている映像が放映された後、ネット上で上がった批判の声に対し、ツイッターで反論した。

 番組では東国原氏が晩ご飯を午後8時ピッタリに出させる場面や、ポテトサラダに入れるハムの大きさを「縦0・8センチ×横2センチ」と指定する亭主関白ぶりを放送。また、実母の介護を春香さんに任せている映像が流された。

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転載終わり。

このテレビ、私も見た。ま、演出ややらせがけっこう入っているのでは、と感じたし、夫婦それぞれ、いろんな形があっていいのでは、とは思った。

が、もし東国原さんが再び政治家として立候補するのであれば、あのシーンはマイナスにしか働かないだろう。
「東国原氏は政治家として、きっと女性の社会進出のことや介護のことについて、真剣には考えてくれないのだろう」という印象をもたせてしまった気がする。

さてさて、夫婦といえば、当ブログにもチョクチョク投稿している物語「パラレル・プライオリティ日本編」の静也と理沙夫婦であるが・・・(結局、話をここにもっていく^^;)

「静也と理沙夫婦」は、私の理想の夫婦像を描いているかもなあ。
対等の立場(公務員として、同じ給料をもらっている)で、お互い協力し合い、そこそこ相手に興味を持ち、喧嘩はなぜか議論になり、相手の尊厳を傷つけるような感情的な言葉のやりとりはなし、不倫や浮気も考えられない、二人とも家庭を最優先できる、お金の使い方(金銭感覚)も同じ、価値観も似ているから、あまり大きな衝突も起きない。(二人とも児童養護施設で育ったという設定なので、生活習慣も似通っているだろう)

けど、「こんな夫婦いねえよ」というような理想ではなく、もしかして現実にもいるかもな、くらいの理想像にしているつもりだ。

現実は・・・夫婦共働きでも、家事の負担は妻にいきがちかもしれないし、けど夫は夫で仕事で疲れているだろうし、そもそも夫婦共働きでも、同額稼いでいるというケースは少ないだろう。

「オレのほうが大変だ」「いえ、私のほうが大変、もっと協力してよ」とお互い思うこともあるだろうし、相手を傷つけるような言葉の応酬もあるだろう。不倫や浮気もする人はする。家庭よりも仕事優先、あるいは趣味が優先、友だちや同僚仕事仲間とのつきあいが優先・・・などなど、夫婦間の軋轢が絶えない、というカップルもいるだろう。

んで、子どもが生まれたら、またいろんないざこざが起きるのだろう。母親の負担はやっぱ大きい。

私個人は「亭主関白」も「かかあ天下」も好きではない。ちなみに役割分担のことを言っているのではない。
夫が稼ぎ、妻が家を守る、あるいはその反対でもいい。いろんな夫婦の形があっていいだろう。
「夫婦は対等に稼ぎ、5分5分で家事育児分担をすべきだ」とは思っていない。

要は、態度の問題で・・・どちらか一方が相手に対し威張る、というのは、見ていて気持ちよくない。(だから、東国原氏の態度も、やらせかもしれないとはいえ、不愉快に感じた)

もちろん、自分がさせるのもするのも嫌である。
なので、それを肯定的にとらえた物語を作ることはないだろうな。


そういえば昔、朝日新聞が漫画家西原理恵子氏の「専業主婦は物乞いと同じ」という記事を見開きで大きく扱ったことに、大変驚いたことがある。

当時は「あの朝日新聞がこんな発言を許すのか? これは専業主婦に対する侮辱、蔑視だ」と思ったが、
ま、朝日新聞の化けの皮がはがれた今は、「自分の主張に合わない生き方をする人や、考えを異にする者に対して貶め、悪に仕立てようとする朝日新聞らしい」ということで、「さもありなん」と思っている。

もしも、男性が「専業主婦は物乞いだ」と言ったら、朝日新聞はじめ左派は目の色かえて批判するのではないだろうか。
それが女性が言う分には、肯定し、紙面を大きく割いて取り上げる?・・・

(西原氏は「女性も働いて稼いだ方がいい、リスクが少ない」と訴えたかったことは重々承知している。が「物乞い発言」したことは事実であり、朝日新聞はその発言を訂正させることなく、掲載した)

※「物乞い発言」について書いた記事はここ。未だにこの記事のアクセス数が高い。自分と違う生き方をしている人を下に見て、批判するのはおこがましいことだ。個人の生き方を批判するのではなく、サラリーマンを夫に持つ専業主婦を優遇するような年金制度、扶養控除など不公平な社会システムを批判すべきだろう。
http://kayashi.blog.so-net.ne.jp/2010-04-26
http://kayashi.blog.so-net.ne.jp/2010-05-01

ちなみに、私は、フルタイムで働きながら、子育てをしろと言われてもできない。
できる人は本当に立派だと思うが。

でも、できる人が、そうしない人に向かって、「物乞い」などという発言には非常に違和感を持つ。そして、それを載せた朝日新聞にも。
男女平等、女性の社会進出を訴えたいがために、専業主婦の方を「悪い生き方」のように扱うのは、問題に思う。


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