SSブログ

原子力安全保安院と原子力安全委員会の責任は? [原発・被曝関連]

東電のほか、責任追及するべきところは原子力安全保安院と原子力委員会・・・これを忘れてはいけないのかもしれない。

東電にしてみれば「国策」で原子力事業を行い、原子力安全保安院、原子力委員会から「お墨付き」をもらって、運営して事故を起こしただけであり、責任は安全保安院と委員会にあるのでは?と言いたいだろうし、それはもっともなことだと思う。

賠償は、東電だけではできないのは明白で、残りは電気料金なり税金なりで、国民が肩代りすることになるだろうけれど、その前に、原子力安全保安院と委員会の人たちに、納得できる責任の取り方をしてもらわないと、と思う。


まずは原子力安全委員会だが、・・・その仕事ぶりと報酬にあきれてしまった。
ここに詳しく載っている→http://ganjii.iza.ne.jp/blog/entry/2262953

原子力安全委員会は「原子力の安全確保のために内閣府に設けられた【原発の監視役】で、事故が起きれば専門家としての知見を国民に示す立場にある」らしいのだが・・・知識はあまりなく、東電と保安院にお任せ状態だったらしい。

委員は特別公務員で、週1回の会議をする・・・が10分で終わることもあり、最長でも1時間半・・・で、年収1650万円を手にするのだ。この人たちの報酬は、すべて血税から、ということになる。

で、事故後の臨時会議は、たいてい5分で会議は終わり。5分で終わる会議って???挨拶で終わってしまうよな・・・
3月25日はちょっと長めで26分・・・でも26分で終わったのか・・・
何も仕事をしないのもナンなので、会議をちょっとしましたっていう形だけとったという感じだ。

もうひとつ、内閣府に「原子力委員会」があるらしいが、これも委員は安全委員会とほぼ同額の報酬(年収1650万円)を得て、しかも事故発生後の会議はすべて休会となっているようだ・・・何か重大な問題が発生したときは全く働かない組織のようだ。つまり、全く原子力について知識もなく、原子力に携われる能力などないのに、このような仕事を引き受け、でも能力ないので仕事は出来ず、適当・・・そのくせ、高すぎる報酬はしっかりもらい、国民の血税を使って、おいしい思いをしていたようだ。

こんな人たちの報酬も血税でまかなわれているのかと思うと、情けなさと怒りしか沸かない。
国民は舐められているのだな、と。馬鹿にされているのだな、と。

増税するのならば、まずは、こういった無駄遣いをやめ、仕事もしないのに今まで血税から高収入を得てきた人たちに責任をとってもらってからでないと納得できない。

血税から高収入を得るということは、それだけの責任を背負うことである。
責任なしが許される仕事=手抜き仕事で、血税から高収入を得るなんて許されないだろう。


武田邦彦氏のブログにも考えさせられる記事が載っている。
http://takedanet.com/2011/05/post_86ce.html

たしかに、東電の役員報酬は半額減給だが、役人はどうなのだろう。減給なんてないのだろう・・・責任はとらなくていい、ということになるのだろうか。

ならば、何のために国民は税金でこの役人たちの報酬を払っているんだろう、とも思った。責任取らなくていいものに対し、人は真剣に働こうとは思わない。適当にすませるだろう。
「適当にすませよう」と思っている人たちが、原子力の安全、監視役を任されていたなんて、ぞっとする。

この体質を直さずに、続けていったら、きっとまた事故は起きるだろうと思う。
役人たちに、どう責任をとらせるのか、国民は注目しないといけないかもしれない。

もしも、この役人達が何の責任も取らないですんだとしたら、体質は改善されず、従って、また事故が起きる可能性は高くなる。

そして、また血税から、適当に仕事をする役人に報酬が支払われるのである。

ーーーーーーーーーーーーーー
紹介したい記事
http://3291ahiru.blog1.fc2.com/blog-entry-1205.html

国民は投票で意思表示をするしかない・・・
国民の声は、投票でしか届かないのかもしれない。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。