原発(その8)信用できない [原発・被曝関連]
4月24日
枝野官房長官の妻子がシンガポールへ避難しているとウワサになっているようで・・・枝野官房長官は「たまたま旅行している」と言っていたとか・・・いやあ、夫がこれだけ大変な時に、妻が旅行をしますかね?
「枝野官房長官の妻子がシンガポールへ避難」は不確かな情報であるが、広瀬隆氏が講演会で話したらしい。
福島原発は、また大きな余震がきたり、高い放射線量で作業が捗らず、安全とは言えない状態が続いているのだろう。
事故当時、テレビでは「大丈夫」と言っていたけど、福島からずっと離れている最高学府の東大では汚染空気を入れないようにするため換気扇を止めるように指示が出たというのだから(中部大学の武田邦彦教授による話・・・東大の件は何度も書いているけれど)・・・つまり、「大丈夫」発言は信用できないかも、ということだ。なので、枝野官房長官も家族を海外へ避難させているのだろう・・・と、そう勘ぐられても仕方ない。
では、気になった記事を紹介。
http://nukewaste.net/denryoku.html
いやあ、東電といい・・・
「原発がないと、電気が足りない」って言うけれど、ウソじゃないか、とつくづく思った。
http://slowlife-sk9.blog.so-net.ne.jp/2011-04-21より
浜岡原発について、以下、抜粋、転載。
・・・・・・
静岡県にある浜岡原発は、世界一危険とされる原子力発電所です。
1.浜岡原発の直下に、M8.4の東海地震の震源がある。そのエネルギーは新潟中越沖地震の250倍。
2.東海地震は過去102~147年の周期で、前回は1854年。2011年現在は157年目ですね・・・。
3.前回の東海地震で2メートルの断層ができた。原発は直下から1~2mの猛烈なたて揺れと横揺れに見舞われ、運転中に狭い部分に制御棒挿入は不可能。
4.浜岡原発の敷地は、相楽層と呼ばれる泥岩と砂岩から成る手で崩れるような軟弱なものであり、かつ敷地には4本の断層が通っている。直下から猛烈な揺れが襲ったばあい、敷地は段差になって、電気の配線と冷却水の配管は破断してしまうので、冷却することができない。また使用済み核燃料プールの水もたて揺れで全て飛び出して暴走する。
5.冷却水取水口は津波で砂に埋もれてしまうので、冷却できなくなる。
6.浜岡原発が破綻すると、放射能雲が偏西風に運ばれて静岡山梨をへて首都圏全域を放射能汚染するので、農地・水源地は放射能汚染されて居住不能に。
7.中電総電力量中、浜岡は14%で、火力は半分休止中だから浜岡を止めても何も問題ない。
・・・・・・
転載終わり。
ユーチューブhttp://www.youtube.com/watch?v=p18qIyiNh3g&feature=relatedより
「ほかのエネルギーもマイナス面があり、原発をやめれば雇用が減り、経済破綻する」という意見に対するレスコメント、抜粋、転載。
・・・・・・
原発もトータルで見ればかなりのCO2を出しているが、CO2を ここで出しても論外。
水力はマイクロ水力が主流になるので、町や村は沈みません。
回らない風車は、わざと回らないところに設置しました←電力会社 。また、単位を間違えて設置場所をミスした事例もあります。低周 波問題が言われてますが、ゾーニングで対処可能。風力は洋上が主流になっていきます。日本は海に囲まれていますから洋上風力の設置場所に困りません。
原発は発電の為に建設されたのではありません。利権です。
事故を起こした時には、他の発電方法はただ壊れるだけですが、原発は人工放射性核種という健康被害を引き起こす様々な物質が地球上を汚染します。事故の規模が違います。
原発労働者は原発ジプシーと呼ばれる人々です。日雇い労働で奴隷扱いです。差別も受けています。電力会社の社員は安全なところから見ているだけです。
・・・・・・
コメント転載終わり。
以下、動画紹介
1http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=DHblqE6vGeI・・・原発は国策なので、電力会社は原発をやめることができないらしい。ほか、再処理工場のことなど。
2http://www.youtube.com/watch?v=k55sJ8WljCk&feature=related
3http://www.youtube.com/watch?v=Ic3749gazUI&NR=1・・・今回の福島原発事故を予言しているかのような説明・・・そして、原発は海水温度を上げて環境破壊していることなど。
4http://www.youtube.com/watch?v=IhoaHafTfWg&feature=related・・・原発の排気塔から放射線をたまに排出しているという。ほか、労働者の過酷な状況など。
5http://www.youtube.com/watch?v=p18qIyiNh3g&feature=related・・・原発の近くの桜は「奇形」が多いそうだ・・・
孫正義氏、原発について語る
http://www.youtube.com/watch?v=cqiqkr9JKsE
・・・・・・
今まで、いろんな人の記事やニュースを目にし、現在、自分は「脱原発」を支持する。もちろん、今すぐ、全ての原発を止めろ、というのは現実的でないので(廃炉、解体にお金がかかるし・・・)、少しずつ停止させていき、少しずつ代替エネルギーへ移行していく、ということで。
脱原発を支持する理由
○原子力は危険なエネルギーである・・・自動車、飛行機、火力発電の事故とは比べ物にならないほど、広範囲の地域への打撃、被害が大きすぎる。そして被害が未知数。危険度が別次元である。国家をゆるがしかねない。
○コストが高い・・・放射性廃棄物の処理ひとつとってみても、膨大なコスト。プルトニウムの半減期を考えれば、管理しきれない。最終処理が未だにできていない。大事故が起きれば、賠償や補償費用、経済も大打撃を受け、国家をゆるがす天文学的な数字になる可能性がある。
○安全性が疑わしい・・・独占企業として大きな力を持つ電力会社が政治家、官僚と癒着し、不健全な体制であり、監視チェックが機能しない。監視チェックをするところが責任を取らないですむようなシステムになっている。
○原発に不向きな地震列島の日本
・・・海沿いに原発を作らざるを得ず、大津波に襲われたらアウト。どんなに高い堤防を築こうが、大地震の大津波の力は凄まじく、堤防など破壊されてしまう可能性が高い。
○大規模集中型の原発はリスクが高い
・・・水力、風力、地熱、太陽光などの小規模発電所を分散させて、あちこちに作る小規模分散型のほうがリスクが低い。大規模集中型の発電所(=原発)は、そこ一箇所がやられたら、広範囲で大停電が起き、混乱が生じる。
○今の電力会社=独占企業は不健全
・・・独占企業は大きな権力を得、政治家と官僚と癒着、メディアまでも牛耳り、情報を操作、隠し・・・そんな企業に原子力事業を任せるのは危険。
○他のエネルギーで充分まかなえる可能性がある
・・・水力、風力、地熱、太陽光、さまざまなエネルギーを利用し、小規模分散型にし、余裕があるところは自家発電で、どうしても足りない場合のみ、期間限定(真夏=電力供給量が一番多い時期)で火力、天然ガスで補えば、原発はいらないのではないだろうか。
そして、無駄な電気(人がいないところは電気を消す。過度な冷暖房は控える、電灯はもっと少なくでも不便ないし、トイレを流すときは手動でいいだろう・・・など)を使わなければいいだけのこと。
今までは、国民の税金も原発事業にお金(2009年度は原子力予算4556億円)がいっていたが、自然エネルギー開発にそのお金をまわせば、実現できる可能性が高い。
○脱原発し、自然エネルギーを開発してこそ「進歩」「進化」
・・・代替エネルギー開発をあきらめ、原発に依存することこそ、進歩、進化をあきらめていると言える。
原発は安全性をどんなに高めようが、人為的ミス、自然災害、想定外のことが起こりうる。原発のリスクは未知数であり、国家をゆるがしかねないリスクがある。
○政府の言う「大丈夫」が信用できない
・・・東大の換気扇の件?といい、枝野官房長官の妻子海外へ避難?といい・・・そして、謝罪せず責任をとらない原子力安全保安院といい・・・もはや国が信用できない。
信用できないところに、危険な原発事業は任せられない。もちろん営利を追求する民間にも任せられない。
○犠牲者が多すぎる
・・・原発推進者は「福島原発事故において、まだ被曝による死者も出ていない」って言うけれど、将来は分からない。だから、加害者意識も薄れるのだろう。20年後に発病しても、それは被曝による病気かどうか証明できないのだから。
そして、犠牲者はなにも「死亡者」だけではない。放射線汚染によって生活を破壊された人全てが被害者=犠牲者である。
また、避難を余儀なくされ、避難所暮らしで、免疫力の弱った老人は病気になり、死亡することもあるだろう。その人も「原発によって殺された人」になるのだ。そして生活を破壊され、生きる望みを失い、自殺した人も、「原発に殺された人」なのである。原発事故による死者はゼロではないかもしれない。
事故と関係なく通常原発で働く日雇い労働者は、50倍の被曝しながら、燃料棒を取り出したり、ほか危険な作業をしているそうだ。もちろん労災なし。コスト(人件費)を低く抑えるため、多く雇うことはせず、よって一人に対し、かなりの被曝をさせているらしい。
以上、原発推進者の言う「クリーンエネルギー」「コストがかからない」「原発をやめると電気供給量が足りない」が信用できない。そして「大丈夫」発言も信用できない。
とにかく、危険だと言われている浜岡原発は停止するべきだろう。
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4月23日
日本はやろうと思えば、風力発電で原発40基分、開発できるし、地熱エネルギーは原発20基分あるそうだ。(福島含め、原発は54基)
※風力は低周波騒音が問題だが、市民所有だと、被害報告が少ないらしい。
※低周波問題を解決できるような風力発電も開発されているらしい。
孫社長の新エネルギー財団を設立したが、マスメディアに大きく取り上げられることはなかった。
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4月21日
「原発推進に疑問をぶつけはじめた朝日テレビ」
私個人の印象だが、朝日テレビが変わってきたように思う。
浜岡原発の反対デモを扱い、原発推進派に対し、いろいろと突っ込んでいた。突っ込まれた原発推進派はしどろもどろ・・・そう、今は安全対策の途中だというので、ならば安全性とやらがきちんと高まるまで原発を停止してはどうか、という質問に答えられなかった。
そして、地熱や水力発電についても話題にしていた。小さい水力発電所をあちこちに作れば、かなりの地域の電力をまかなえるらしい。地熱も、もっと開発研究費にお金をかけてやれば、原発に頼らなくてもやっていけるようになるのではないか、と。地熱発電については、日本は火山国なので、かなり有効な自然エネルギーだそうだ。
しかし、自民党が「原発で行く」と国の方針を決めてしまい、そういったところ(自然エネルギーの研究開発)にお金がいかなかったようだ。
小さい発電所・・・つまり、小規模の電力会社があちこちに小規模の発電所を分散してつくり、数多くできればいいのだけど、東電はじめ独占状態を維持したい日本の電力会社はそれを邪魔しているのかもしれない。
こうしてみてみると・・・
「原発がコストが低く地球にもやさしい一番効率の良いエネルギー」「原発がないとやっていけない」「自然エネルギーは不安定で使えない、コストもかかる」「原発をやめることは後退することだ」と、東電はじめ電力会社と、その電力会社と癒着していた日本政府にそう思わされてきただけのことかもしれない。
福島から東京まで長距離を、送電線をひくだけでも、無駄なことだという。福島から東京に送られる間にかなりの電力がロスするらしい。
それよりも、近くに小規模の自然エネルギーの発電所をあちこちに作ったほうがいいかもしれない。どうしても、地熱や水力が使えないところのみ火力発電で、ということにすれば、原発はいらないかもしれない。
電力会社は、原子力はほかのどんなエネルギーよりもコストがかからない、ということにしたいがため、コストを抑えなければならず、結局は安全コストまでも削ってしまい、今回の事故につながったのでは、という意見もある。
そして、原子力は、核燃料の処理に莫大なコストがかかることも表にはしなかった。
事故が起きれば、賠償、補償に、さらなる天文学的なコストがかかることになり、それは結局、血税だったり、利用者に対する電気料金値上げでまかなわれることになるんだな・・・もちろん被曝者という犠牲者も多数出すことになる・・・
きっと想定外の事故はまた起きるだろう・・・地震列島日本には原発は合わないと思う。
脱原発へ向かいながら、ほかの自然エネルギーへ重きを置いていくことこそ「進歩」かも。
作家の石田衣良さんは「原発から手を引くことは進歩をあきらめることだ」と発言していたが、「原発の安全性を高める=進歩」ではなく、「脱原発、自然エネルギー開発=進歩」なのではないか、と思った。原発しかないとあきらめ、原発に依存し続けることこそ、進歩をあきらめることなのではないか、と。
どう考えても、放射性廃棄物の処理は人間の手に余る。
ま、朝日テレビが脱原発へ舵を切るかもしれないということで注目している。
今までは原発推進派に「原発がないと経済が立ち行かない、電力がまかなえない、ほかの自然エネルギーは使えない、ほかのエネルギーはコストも高い」と信じ込まされてきた。
だが、本当にそうなのかと疑問を持つ人が増えるだろう。
テレビはまだまだ影響力が大きいし、中高年から上の世代は、ネットの情報を頭から信用せず、テレビと新聞だけが正しいと思い込んでいる人が多いだろうから・・・
もちろん、孫正義さんにも注目している。
孫さんも影響力ある人だから、こういった人が具体的に脱原発へ動くと、社会も変わるかもしれない。
(ま、原発推進派も黙ってはいないだろうけれど・・・なにしろ、大企業や政治家や官僚も取り込んでいるので、一筋縄ではいかないだろうな・・・もともと原発推進派の多い自民党が政権をとるようになれば、脱原発への道は厳しいかもしれない)
枝野官房長官の妻子がシンガポールへ避難しているとウワサになっているようで・・・枝野官房長官は「たまたま旅行している」と言っていたとか・・・いやあ、夫がこれだけ大変な時に、妻が旅行をしますかね?
「枝野官房長官の妻子がシンガポールへ避難」は不確かな情報であるが、広瀬隆氏が講演会で話したらしい。
福島原発は、また大きな余震がきたり、高い放射線量で作業が捗らず、安全とは言えない状態が続いているのだろう。
事故当時、テレビでは「大丈夫」と言っていたけど、福島からずっと離れている最高学府の東大では汚染空気を入れないようにするため換気扇を止めるように指示が出たというのだから(中部大学の武田邦彦教授による話・・・東大の件は何度も書いているけれど)・・・つまり、「大丈夫」発言は信用できないかも、ということだ。なので、枝野官房長官も家族を海外へ避難させているのだろう・・・と、そう勘ぐられても仕方ない。
では、気になった記事を紹介。
http://nukewaste.net/denryoku.html
いやあ、東電といい・・・
「原発がないと、電気が足りない」って言うけれど、ウソじゃないか、とつくづく思った。
http://slowlife-sk9.blog.so-net.ne.jp/2011-04-21より
浜岡原発について、以下、抜粋、転載。
・・・・・・
静岡県にある浜岡原発は、世界一危険とされる原子力発電所です。
1.浜岡原発の直下に、M8.4の東海地震の震源がある。そのエネルギーは新潟中越沖地震の250倍。
2.東海地震は過去102~147年の周期で、前回は1854年。2011年現在は157年目ですね・・・。
3.前回の東海地震で2メートルの断層ができた。原発は直下から1~2mの猛烈なたて揺れと横揺れに見舞われ、運転中に狭い部分に制御棒挿入は不可能。
4.浜岡原発の敷地は、相楽層と呼ばれる泥岩と砂岩から成る手で崩れるような軟弱なものであり、かつ敷地には4本の断層が通っている。直下から猛烈な揺れが襲ったばあい、敷地は段差になって、電気の配線と冷却水の配管は破断してしまうので、冷却することができない。また使用済み核燃料プールの水もたて揺れで全て飛び出して暴走する。
5.冷却水取水口は津波で砂に埋もれてしまうので、冷却できなくなる。
6.浜岡原発が破綻すると、放射能雲が偏西風に運ばれて静岡山梨をへて首都圏全域を放射能汚染するので、農地・水源地は放射能汚染されて居住不能に。
7.中電総電力量中、浜岡は14%で、火力は半分休止中だから浜岡を止めても何も問題ない。
・・・・・・
転載終わり。
ユーチューブhttp://www.youtube.com/watch?v=p18qIyiNh3g&feature=relatedより
「ほかのエネルギーもマイナス面があり、原発をやめれば雇用が減り、経済破綻する」という意見に対するレスコメント、抜粋、転載。
・・・・・・
原発もトータルで見ればかなりのCO2を出しているが、CO2を ここで出しても論外。
水力はマイクロ水力が主流になるので、町や村は沈みません。
回らない風車は、わざと回らないところに設置しました←電力会社 。また、単位を間違えて設置場所をミスした事例もあります。低周 波問題が言われてますが、ゾーニングで対処可能。風力は洋上が主流になっていきます。日本は海に囲まれていますから洋上風力の設置場所に困りません。
原発は発電の為に建設されたのではありません。利権です。
事故を起こした時には、他の発電方法はただ壊れるだけですが、原発は人工放射性核種という健康被害を引き起こす様々な物質が地球上を汚染します。事故の規模が違います。
原発労働者は原発ジプシーと呼ばれる人々です。日雇い労働で奴隷扱いです。差別も受けています。電力会社の社員は安全なところから見ているだけです。
・・・・・・
コメント転載終わり。
以下、動画紹介
1http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=DHblqE6vGeI・・・原発は国策なので、電力会社は原発をやめることができないらしい。ほか、再処理工場のことなど。
2http://www.youtube.com/watch?v=k55sJ8WljCk&feature=related
3http://www.youtube.com/watch?v=Ic3749gazUI&NR=1・・・今回の福島原発事故を予言しているかのような説明・・・そして、原発は海水温度を上げて環境破壊していることなど。
4http://www.youtube.com/watch?v=IhoaHafTfWg&feature=related・・・原発の排気塔から放射線をたまに排出しているという。ほか、労働者の過酷な状況など。
5http://www.youtube.com/watch?v=p18qIyiNh3g&feature=related・・・原発の近くの桜は「奇形」が多いそうだ・・・
孫正義氏、原発について語る
http://www.youtube.com/watch?v=cqiqkr9JKsE
・・・・・・
今まで、いろんな人の記事やニュースを目にし、現在、自分は「脱原発」を支持する。もちろん、今すぐ、全ての原発を止めろ、というのは現実的でないので(廃炉、解体にお金がかかるし・・・)、少しずつ停止させていき、少しずつ代替エネルギーへ移行していく、ということで。
脱原発を支持する理由
○原子力は危険なエネルギーである・・・自動車、飛行機、火力発電の事故とは比べ物にならないほど、広範囲の地域への打撃、被害が大きすぎる。そして被害が未知数。危険度が別次元である。国家をゆるがしかねない。
○コストが高い・・・放射性廃棄物の処理ひとつとってみても、膨大なコスト。プルトニウムの半減期を考えれば、管理しきれない。最終処理が未だにできていない。大事故が起きれば、賠償や補償費用、経済も大打撃を受け、国家をゆるがす天文学的な数字になる可能性がある。
○安全性が疑わしい・・・独占企業として大きな力を持つ電力会社が政治家、官僚と癒着し、不健全な体制であり、監視チェックが機能しない。監視チェックをするところが責任を取らないですむようなシステムになっている。
○原発に不向きな地震列島の日本
・・・海沿いに原発を作らざるを得ず、大津波に襲われたらアウト。どんなに高い堤防を築こうが、大地震の大津波の力は凄まじく、堤防など破壊されてしまう可能性が高い。
○大規模集中型の原発はリスクが高い
・・・水力、風力、地熱、太陽光などの小規模発電所を分散させて、あちこちに作る小規模分散型のほうがリスクが低い。大規模集中型の発電所(=原発)は、そこ一箇所がやられたら、広範囲で大停電が起き、混乱が生じる。
○今の電力会社=独占企業は不健全
・・・独占企業は大きな権力を得、政治家と官僚と癒着、メディアまでも牛耳り、情報を操作、隠し・・・そんな企業に原子力事業を任せるのは危険。
○他のエネルギーで充分まかなえる可能性がある
・・・水力、風力、地熱、太陽光、さまざまなエネルギーを利用し、小規模分散型にし、余裕があるところは自家発電で、どうしても足りない場合のみ、期間限定(真夏=電力供給量が一番多い時期)で火力、天然ガスで補えば、原発はいらないのではないだろうか。
そして、無駄な電気(人がいないところは電気を消す。過度な冷暖房は控える、電灯はもっと少なくでも不便ないし、トイレを流すときは手動でいいだろう・・・など)を使わなければいいだけのこと。
今までは、国民の税金も原発事業にお金(2009年度は原子力予算4556億円)がいっていたが、自然エネルギー開発にそのお金をまわせば、実現できる可能性が高い。
○脱原発し、自然エネルギーを開発してこそ「進歩」「進化」
・・・代替エネルギー開発をあきらめ、原発に依存することこそ、進歩、進化をあきらめていると言える。
原発は安全性をどんなに高めようが、人為的ミス、自然災害、想定外のことが起こりうる。原発のリスクは未知数であり、国家をゆるがしかねないリスクがある。
○政府の言う「大丈夫」が信用できない
・・・東大の換気扇の件?といい、枝野官房長官の妻子海外へ避難?といい・・・そして、謝罪せず責任をとらない原子力安全保安院といい・・・もはや国が信用できない。
信用できないところに、危険な原発事業は任せられない。もちろん営利を追求する民間にも任せられない。
○犠牲者が多すぎる
・・・原発推進者は「福島原発事故において、まだ被曝による死者も出ていない」って言うけれど、将来は分からない。だから、加害者意識も薄れるのだろう。20年後に発病しても、それは被曝による病気かどうか証明できないのだから。
そして、犠牲者はなにも「死亡者」だけではない。放射線汚染によって生活を破壊された人全てが被害者=犠牲者である。
また、避難を余儀なくされ、避難所暮らしで、免疫力の弱った老人は病気になり、死亡することもあるだろう。その人も「原発によって殺された人」になるのだ。そして生活を破壊され、生きる望みを失い、自殺した人も、「原発に殺された人」なのである。原発事故による死者はゼロではないかもしれない。
事故と関係なく通常原発で働く日雇い労働者は、50倍の被曝しながら、燃料棒を取り出したり、ほか危険な作業をしているそうだ。もちろん労災なし。コスト(人件費)を低く抑えるため、多く雇うことはせず、よって一人に対し、かなりの被曝をさせているらしい。
以上、原発推進者の言う「クリーンエネルギー」「コストがかからない」「原発をやめると電気供給量が足りない」が信用できない。そして「大丈夫」発言も信用できない。
とにかく、危険だと言われている浜岡原発は停止するべきだろう。
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4月23日
日本はやろうと思えば、風力発電で原発40基分、開発できるし、地熱エネルギーは原発20基分あるそうだ。(福島含め、原発は54基)
※風力は低周波騒音が問題だが、市民所有だと、被害報告が少ないらしい。
※低周波問題を解決できるような風力発電も開発されているらしい。
孫社長の新エネルギー財団を設立したが、マスメディアに大きく取り上げられることはなかった。
ーーーーーーーーーーーーー
4月21日
「原発推進に疑問をぶつけはじめた朝日テレビ」
私個人の印象だが、朝日テレビが変わってきたように思う。
浜岡原発の反対デモを扱い、原発推進派に対し、いろいろと突っ込んでいた。突っ込まれた原発推進派はしどろもどろ・・・そう、今は安全対策の途中だというので、ならば安全性とやらがきちんと高まるまで原発を停止してはどうか、という質問に答えられなかった。
そして、地熱や水力発電についても話題にしていた。小さい水力発電所をあちこちに作れば、かなりの地域の電力をまかなえるらしい。地熱も、もっと開発研究費にお金をかけてやれば、原発に頼らなくてもやっていけるようになるのではないか、と。地熱発電については、日本は火山国なので、かなり有効な自然エネルギーだそうだ。
しかし、自民党が「原発で行く」と国の方針を決めてしまい、そういったところ(自然エネルギーの研究開発)にお金がいかなかったようだ。
小さい発電所・・・つまり、小規模の電力会社があちこちに小規模の発電所を分散してつくり、数多くできればいいのだけど、東電はじめ独占状態を維持したい日本の電力会社はそれを邪魔しているのかもしれない。
こうしてみてみると・・・
「原発がコストが低く地球にもやさしい一番効率の良いエネルギー」「原発がないとやっていけない」「自然エネルギーは不安定で使えない、コストもかかる」「原発をやめることは後退することだ」と、東電はじめ電力会社と、その電力会社と癒着していた日本政府にそう思わされてきただけのことかもしれない。
福島から東京まで長距離を、送電線をひくだけでも、無駄なことだという。福島から東京に送られる間にかなりの電力がロスするらしい。
それよりも、近くに小規模の自然エネルギーの発電所をあちこちに作ったほうがいいかもしれない。どうしても、地熱や水力が使えないところのみ火力発電で、ということにすれば、原発はいらないかもしれない。
電力会社は、原子力はほかのどんなエネルギーよりもコストがかからない、ということにしたいがため、コストを抑えなければならず、結局は安全コストまでも削ってしまい、今回の事故につながったのでは、という意見もある。
そして、原子力は、核燃料の処理に莫大なコストがかかることも表にはしなかった。
事故が起きれば、賠償、補償に、さらなる天文学的なコストがかかることになり、それは結局、血税だったり、利用者に対する電気料金値上げでまかなわれることになるんだな・・・もちろん被曝者という犠牲者も多数出すことになる・・・
きっと想定外の事故はまた起きるだろう・・・地震列島日本には原発は合わないと思う。
脱原発へ向かいながら、ほかの自然エネルギーへ重きを置いていくことこそ「進歩」かも。
作家の石田衣良さんは「原発から手を引くことは進歩をあきらめることだ」と発言していたが、「原発の安全性を高める=進歩」ではなく、「脱原発、自然エネルギー開発=進歩」なのではないか、と思った。原発しかないとあきらめ、原発に依存し続けることこそ、進歩をあきらめることなのではないか、と。
どう考えても、放射性廃棄物の処理は人間の手に余る。
ま、朝日テレビが脱原発へ舵を切るかもしれないということで注目している。
今までは原発推進派に「原発がないと経済が立ち行かない、電力がまかなえない、ほかの自然エネルギーは使えない、ほかのエネルギーはコストも高い」と信じ込まされてきた。
だが、本当にそうなのかと疑問を持つ人が増えるだろう。
テレビはまだまだ影響力が大きいし、中高年から上の世代は、ネットの情報を頭から信用せず、テレビと新聞だけが正しいと思い込んでいる人が多いだろうから・・・
もちろん、孫正義さんにも注目している。
孫さんも影響力ある人だから、こういった人が具体的に脱原発へ動くと、社会も変わるかもしれない。
(ま、原発推進派も黙ってはいないだろうけれど・・・なにしろ、大企業や政治家や官僚も取り込んでいるので、一筋縄ではいかないだろうな・・・もともと原発推進派の多い自民党が政権をとるようになれば、脱原発への道は厳しいかもしれない)
2011-04-24 15:56
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