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原発(その9)日本政府の恐ろしさ [原発・被曝関連]

まさか原発について、こんなに記事を書くとは、原発事故当初は思っていなかった。
時間がたつにつれ、政府やマスメディアの言うことが信用できないと感じるようになり、調べれば調べるほど、原発について、黒いものを感じるようになった。

では、紹介したいサイトや記事を並べてみる。

きっこのブログ「原発の真実」
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2010/03/post-d48f.html
・・・原発近くの地域は、白血病が多いらしい?そして遺伝子変異の可能性、奇形などについて書かれている。

前記事「原発(その8)信用できない」http://kayashi.blog.so-net.ne.jp/2011-04-24で紹介した動画でも、「浜岡原発の排気塔から、たまに放射線を出している」「桜に奇形が多い」ことが説明されていた。

時間がたてば健康被害が出てくるから、言質をとられないよう「ただちに健康被害は出ることはない」と言うのだろう。枝野官房長官のこの言葉がそれを現している。ほんとうに「大丈夫」であれば「ただちに」という言葉はいらないはずだ。
(だから、東大では当時、換気扇を止めるよう指示が出たのか・・・)

http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65711166.html
・・・福島原発事故について正直に危機を伝えようとした中村幸一郎審議官が、管総理と枝野官房長官に「国民に不安を与えた」と更迭されたことについて。

そう・・・「不安を煽る」「風評被害を生む」と言われ、危機や危険性を伝える人は一時、悪者に仕立て上げられたり、番組を下ろされたり・・・けど、それは「都合の悪い情報を隠したいがため」だったのかもしれない。
もちろん、社会をパニックにさせないため、というのも大きいだろう。

だが、「安全、大丈夫」宣言はあまり信用できなくなってしまった。

そして、危険だと分かっている浜岡原発は停止させないと、日テレのニュース番組での枝野官房長官の姿勢http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65715292.htmlに、原発推進派の力というのは巨大なものなのだな、と思った。
国策でもある「原発」はやめるわけにはいかないと・・・そのためなら手段を選ばないという感じがした。

そして、極めつけはこれ・・・
子どもの被曝線量を、今まで「年間1ミリシーベルトまで」だったのを、「年間20ミリシーベルトまで良し」としたことについて。

まずは、ここを紹介。
http://slowlife-sk9.blog.so-net.ne.jp/2011-04-24

そして・・・
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65717784.htmlに書いてあったけど

「(原発の)管理区域の線量レベルが年間5ミリシーベルトであり、労働基準法上18歳以下が働いてはいけない」「20ミリシーベルトは原発労働者が白血病になった際、労災認定されるレベルである」そうで・・・

安全保安院の「子どもは20ミリシーベルトまで大丈夫」というのは、どのような根拠で、その数字が出てきたのだ???
上記サイトに書いてあることを読めば、20ミリシーベルトは、白血病になったときに、労災認定されるレベルというけれど???

そもそも、東電と癒着し、責任取らない安全保安院の言うことは、全く信用できない。
しかも、自己批判し反省した原子力安全委員会の言う「10ミリシーベルト」より2倍の数字だ。

実際、福島原発で働く労働者の被ばく線量も引き上げられている。合法的に作業員を被ばく線量が高い区域で作業させたいという国と東電側の都合があるのだろう・・・

ここで、武田邦彦教授の関連記事も紹介しておこう。
http://takedanet.com/2011/04/post_faf5.html
http://takedanet.com/2011/04/post_ec43.html
http://takedanet.com/2011/04/post_c649.html


日本政府の、原発推進のためならば、「放射線も怖がる必要はない=安全だ」ということにしたいがため、こんな手段をとるなんて・・・国の恐ろしさを感じた。

もちろん、全員が白血病になるわけではなく、確率が上がるということで、国や原発推進者の加害者意識も低いのだろう。被曝によって、数年~20年後くらいに白血病になる子は少数で、そもそも被曝のせいかどうかは分からないということで、日本政府は「多少の犠牲は仕方ない。そもそも放射線のせいかどうかも分からない」のだし、それよりも「原発推進=お金=経済を優先したい」のだろう。
代替エネルギーを開発するよりも、このまま原発に依存したほうが、手っ取り早く、効率よく電力を得られ、経済をまわしていけるのだろう。もちろん、原発関連者と影で癒着もしているのだろうし、国は原発事業をやめるわけにはいかない。どんな手段を用いてでも原発を続けるのかもしれない。

この国の姿勢・・・拝金主義と非難されていたホリエモンなんかよりも、はるかに拝金主義な気がするのだけど・・・

でも、国を動かすのは、世論が影響し、最終的には「政治家を選ぶ国民」である。


ほか、原発関連番組書き起こしサイト紹介
原発導入のシナリオhttp://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65716223.html
原発解体http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65718155.html

ところで、朝日新聞、ようやく「原発反対デモ」を取り上げたようだ。

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ざまあみやがれい!管理人

記事のご紹介ありがとうございました。
by ざまあみやがれい!管理人 (2011-04-27 03:48) 

yuki-.-

紹介ありがとうございます。
大変参考になる記事が多く、たびたび訪問させてもらっています。

今の世の中は豊かすぎて、資源は限りあるのだから
もう少し電力の消費を謹んでもいいのではないかと思わされます。
これからも寄せてもらうと思いますが宜しくお願いします。

by yuki-.- (2011-04-28 22:11) 

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