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原発(その5)これからどうしたら・・・ [原発・被曝関連]

補足(4月25日)
・・・この下の記事を書いていた時点では、まだ私は「原発なしでやっていけるのか?」と思っていた。

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4月6日
原子力安全委員会と原子力安全保安院を混合していた・・・同じ組織だと勘違いしていた。
ということで、今まで原発について書いていた記事も混合していました。申し訳ありません。

というか、こういった原子力関係の公の組織が複数あって・・・一本化していないがための弊害もあり(情報が一本化されない)・・・こういったところに無駄な公金が使われていたんだなと、改めて、ガックリ・・・

安全神話を、誰もが信じ、「そんなことが起きるはずがない」ということで、最悪の事態が起きたらどうするかということも考えてなかったということで・・・
最悪の事態になってから、「想定外だ」と言ってドタバタし、後手後手にまわる。
原子力に対する安全対策って、杜撰だったのだな、と恐ろしくなる。

で、その原子力安全委員会と原子力安全保安院が統合され、強化するとのこと・・・
いや、それよりもまず原子力事業を、「利益追求する民間企業」から国へ移してほしいと思ったが、それが難しいから、↓こういった組織を設置しようというのか・・・


以下、毎日より転載
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東京電力の福島第1原発での事故を受け、政府は5日、経済産業省の外局である原子力安全・保安院を同省から切り離し、内閣府の原子力安全委員会と統合させて新たな規制機関を設置する方向で検討に入った。新たな規制機関は、原発を推進する立場の経産省とは完全に分離し、米国の原子力規制委員会(NRC)のような強い権限を持った専門家集団としたい考えだ。【三沢耕平】

◇安全委と統合、原子力規制強化

実現すれば、1978年の安全委設置、01年の保安院設置に続く、原子力安全体制の抜本的な見直し。

現行制度では、安全委が原子炉の安全審査や事故時の政府に対する助言を行い、保安院は各原子力施設に保安検査官を配置して事業者を監督する。しかし、今回の事故では、保安院に「東電の事故対応を適切に監督できなかった」、安全委にも「政府に対する助言機能を十分に発揮できなかった」との批判がある。

保安院は原発を推進する側の経産省(資源エネルギー庁)の外局にあたり、人事交流もある。このため、「推進と規制が厳密に分かれていない状況では、適正な監視はできない」との批判もあった。また、保安院は地方の検査官や事務職も含めて約790人の職員を抱えるが、大学院などで原子力工学を学んだ人材がそろう電力会社や原発メーカーに比べれば層が薄い。「電力会社から専門知識を学ぶ検査官もおり、教え子が教師を監督するようなもの」(経産省幹部)との指摘もあった。

一方、安全委は国家行政組織法8条に基づいて設置される審議会と同等の位置付け。原子力に精通した委員5人とスタッフ約100人がいる。

米国では、原子力規制を担う目的で74年にNRCを設置。法律で政権や他省庁などからの独立性が確保され、約4000人が勤務。このため政府内では、NRCにならって国家行政組織法3条に基づく公正取引委員会のような強い権限を持つ規制機関にする案を軸に検討が進む見通しだ。

原発の安全規制を巡っては、菅直人首相が先月30日、首相官邸で会談した社民党の福島瑞穂党首から保安院の分離を要請された際に「今後、議論になる」との見方を示した。

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転載終わり。

ということで、原子力をいかに安全に管理し運営するか、に重きを置き、原子力からいかに離れるかという議論はおざなりになるかも。
ただ、やはり経済を立ち直らせるには、電力は欠かせない=原子力は必要、と誰もが思っているのだろう。

放射線汚染された水を海に流し、今度は漁業関係者が困惑している。
ほんとうに大勢の人の生活を破壊するのだな、と改めて思った。

海外でも、日本のものは輸入規制するとのことで、今回の原発事故によって、日本の経済は大いに損なわれることになるが、その経済を立ちなおさせるには、原発が必要という矛盾・・・

今現在は原発推進者は批判され叩かれているし、原発は増やすな、と思うが・・・このままでは電力が足りない、今すぐ代替エネルギーを見つけられないなら仕方ない、ということで、いずれは経済が激しく落ち込んだ日本では「原発を」という声も高まってくるのかもしれない。

すでに「原発の話はもういい」「飽きた」という人もいるかもしれない。
節電により不便な思いをすることのほうにも不満が出てきて、「やっぱり電気を使いたい」=「原発は必要」ということになるのかも・・・
(今回の真夏で計画停電が実施され、そのことで犠牲者(熱中症など)だ出れば、そういう声もより高まるかもしれない)

原発を遠ざけるのではなく、いかに安全に管理し運営するか、最悪の事態をいろいろ想定し、対処する方法を用意できるか・・・まずは、それが考えるべき最優先事項だ、との声にも納得はできるが、日本経済が立ち直るまでという限定でいかないと、結局は原発は減るどころか、また増えていくことになるのかもしれない。
一度、原発が稼動してしまえば、廃炉にするのは大変なので、原発を増やしてしまえば、そう簡単に減らすことはできない。
増やさずに今の数の原発でやっていけるか、それで経済を立ちなおせることが出来るか・・・難しそうである。

と、私も他人事ではなく、収入は間違いなく減るし、税金はおそらく上がるだろうから(だって、震災の前から消費税は10パーセントに、という話が出ていたのだから・・・これではもっと上げないとやっていけないかも)、さらにケチケチ生活に励み、節電を心がけ、続けないとならぬ・・・

生活保護受給者は、この震災でさらに増え、200万人超えるという。(震災がなくても200万に迫る勢いだったと聞く)
日本の人口を1億2千万人とすれば、60人のうち1人が生活保護者という計算になり、60人で1人の生活費を支えるということになる?しかも60人の中には子どももお年寄りも入るので、実質的には、働いて税金を納めている人は現役はもっと少ない・・・そんな少ない数で、一人の生活を支えているのである。

(中には不正受給者もいるので、こういうのは厳しく罰して欲しいし、そういうことがないよう監視管理してほしい。そのためにコストがかかるというのであれば、コストをかけてでも、不正、不公平はなくしていくべきだと思う。多くの善人を守るために、公正公平であるように、社会システムは性悪説で考え、構築するべき、との作家の貴志祐介氏の言葉に共感する)

福祉は生活保護だけではなく、財政を圧迫していくので、福祉もいろいろと削ることも考えられるだろう。
そうなると、いろいろ批判されることになる。

ただし、国民年金満額受給者よりも多い受給額で、しかも医療費は無料(ほかにもいろいろ手当てがある)という生活保護は、ちょっと公平さからかけ離れていると思う。国民年金受給額を上げられないのであれば、生活保護費を減らすべきだと思う。

福祉にはほんとうにお金がかかる。けど、財政難。税収は落ち込む一方。
すると、やっぱり「経済優先」ということになり、「原発を」ということになるのかもしれない。

ちなみに、公金を無駄遣いすることなく、議員の数を減らし、天下り官僚が甘い汁を吸うことがないのであれば、消費税は上げていいと思う。10パーセントで足りなければ、それ以上でも仕方ないと思う。(もち、それはそれで消費が落ち込み、経済が停滞するってことはあるだろうけれど)・・・

所得税ばかり高くしたら、お金持ちはどんどん日本から逃げてしまうから・・・

いや、高額納税者は海外に逃げないだけでも偉いと思う。(そーいえば、ハリーポッターの翻訳者さん、まだスイスにいるのかな・・・税金逃れのために海外へ移住したというのでなければ、収入が落ち込んだら、日本へ帰ってくるってことはないだろう)
日本で商売し、日本で稼いでいるのに、所得税率の低い海外へ移住し、税金逃れすることもできる人はできるのだから。

それにしても、ヨン様はじめ韓国のスターの方たちの高額な日本への義援金には驚いた。
もちろん石川僚君にも、孫正義さんにも驚いたが。

それに較べて・・・鳩山元総理は、お母さんからお金をもらっても、ごまかして、きちんと贈与税を納めてなかったというのに・・・5年さかのぼって納めたらしいけど、それ以前の分はチャラになり、つまり日本へ贈与税をきちんと納めなかったというのに・・・納めるべき税金はかなりの高額だったはずなのに・・・
政治家をやめると言っていたんだし、なので、もう政治家をやめて、義援金を寄付してほしい、それが日本のためだ、と思うが・・・

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4月5日
「原発について(その4)」http://kayashi.blog.so-net.ne.jp/2011-04-02-1にて、「朝まで生テレビ」の話題をネタにしたけれど、そこで勝間さんの発言についても触れたが・・・誤解させる表現もあったようで、「朝まで生テレビ」で勝間さんが本当に言いたかった、伝えたかったことだろうということで、もう一度紹介しておきます→http://real-japan.org/2011/04/01/346/

ということで・・・
私は、この勝間さんの「より先を見た具体的な議論をして、過剰な反応を抑えることが必要ではないでしょうか。混乱を助長したところで問題は解決しません」というのは、もっともなことだと思う。

この勝間さんの考え(記事)には共感するし、テレビの生放送では言いたいことがなかなか正確に伝わらないこともあるだろう。
(ただし、他の方たちのコメントにもあるように、正確な信用できる情報が足りないから議論を進めたくても出来ないという意見にも共感するし、参考になる意見がたくさんあった)

チェルノブイリの放射線の影響も、大人に関してはそれほど影響はなかったというデータがあるのも事実だろう。なので、成人の場合、多少基準値を上回った放射線に接しても、健康被害はないのかもしれない。そういうデータもあるよ、ということを言いたかったのだろう。

で、大切なことは「では、これから原発をどうするのだ?」ということで・・・

まずは、東電から原発事業を切り離し、国の完全な管理下に置いて欲しい。
原発を東電に任せてはいけないと強く思う。

読売より以下転載
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東京電力福島第一原子力発電所2、3号機で使われている型の原発は、電源が全て失われて原子炉を冷却できない状態が約3時間半続くと、原子炉圧力容器が破損するという研究報告を、原子力安全基盤機構が昨年10月にまとめていたことがわかった。
東電は報告書の内容を知りながら、電源喪失対策を検討していなかったことを認めている。

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転載終わり。

東電から原発を切り離す・・・けど、おそらく、これも相当、難儀なことなのだろう・・・すぐにできることではないのかもしれない。ここはもう政治家に期待するしかないが・・・東電とつながりあるだろう政治家はたくさんいるらしいから、こんなことでさえ道が遠く、なかなか実行できないかもしれない。
ただし、東電がそのまま原発事業を続けるというのは、多くの国民の支持は得られないだろうと思う。

それから、経済が安定し、犠牲者や被災者を救済できる程度に経済を回復させないとならないので、しばらくは原発に頼るしかないと思う。原発を止め、計画停電しながらの経済復活は無理だろう。かといって、原発に替わるものが、今すぐ手に入るわけではない。でも被災者の救済は待ったなしだし、それと同時に復興していかないとならないのだから、「経済最優先」は、今しばらく仕方ないと思う。

だからといって、ずっと原発依存し続けるのではなく、少しずつ離れる方向へ行ければ、と思う。これからも節電を呼びかけ、無駄な電気を使わないようにしたい。

そして、無駄遣いしなければ、一体どのくらいの電力供給量でやっていけるのか・・・
たとえば、各家庭が太陽光発電で昼間の天気の良い日だけでも自家発電できれば、真夏の冷房電気量をそれで賄うことが出来た場合、どのくらいの供給量ですみそうか・・・天気が悪かった場合はどのようになるのか・・・

各家庭の太陽光発電を取り付けるコストは?需要が広まれば、費用も下げられるのでは?国や自治体はどのくらい援助補助できるか?(東京都が一番電気を消費するので、都は各家庭に太陽光発電を推進し、かなりの額を補助してほしい・・・)

原発のリスクについても、きちんと分かっていない。
専門的なことになると、多くの国民も分かりづらいだろうが・・・同じ規模の地震と津波が来た場合、どのようにして原発を守るのか、国民に分かりやすく説明できないと、安心できないだろう。

放射線の影響についても、だ。

こういったことを調べてからでないと、これからどうしたらいいのかは、議論しにくいだろうな、ということで。

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ほりえもんについてもhttp://togetter.com/li/111453を見ると、まともなことを言っている。
勝間さんの記事と同じく、なるほどと思えるのだが・・・

http://wpb.shueisha.co.jp/2011/03/31/3482/
やっぱり騒ぎすぎ?
私のようなヤツは「ただのお祭り騒ぎをしているだけ」なのかも?
「電気使って、誰も読まないような駄文書いて、電気の無駄遣いをしているのは、お前だ・・・」って言われそう。

ところで、被曝と経済停滞とどちらが怖いかって?
いや~ん、どちらも怖いっす^^;

(ただし、今の放射線の量は怖くない。それは今も原発で放射線汚染を食い止めようとがんばっている現場作業員の方たちのおかげです)

ただね、なんだか、皆、慣れてきてしまったのでは、という気もする。
ニュースを見れば「また原発のことか・・・」と。覚めた目で見ている人が増えてきているのでは、と。

なので、ヒステリックに怖がっている人は東京にはいない気がする。

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ここからあえて卑屈に、毒入り反省文。(不快に思われた方、申し訳ありません)

これから個人としてどうすればいいのか・・・たとえば、テレビで、冬に、胸の開いた薄手の服を着た人がいれば、それは暖房をガンガンかけていると判断して、反対に、真夏に、スーツにネクタイ姿の男性がでてきたらら、それは冷房をガンガンかけていると判断して(ほか国会などでも)、抗議するようにしよう。しつこく抗議するようにしよう。店も同じく・・・過度に冷暖房しているなと思ったら、抗議しよう。モンスターなんとかって言われるかもしれないけれど。ちなみに小心者なので、メールとかアンケートとかで抗議しよう・・・無駄な電気使いを見つけたら、とにかく抗議・・・

と、そこでハタッと思う。

偉そうにのたまってきたが、そのくせ経済が傾き、仕事がなくなり、経済が立ち行かなくなるとやっぱり困る自分・・・原発がなければ、経済は立ち行かない・・・ならば、原発なしで、経済を立ち行かせられるような対案を出せ、と言われても、何も答えられない・・・対案を出せないなら黙っていろ、と言われても仕方ないかもしれない。

低収入=税金をあまり払ってないヤツに限って、いろいろと公共サービスを受け(私は図書館などよく利用している、もちろん道路も。そして電気を使っている)、高額納税者にたかっていることを自覚していない。そんな不良債権人間こそいなくなれ、と言われても仕方ないのかもしれない。

税金をあまり払ってないのに、公共サービスにたかっている「生きていてごめんなさい」な不良債権人間(自分のことですね^^;)・・・本当は社会から消え、早くおさらばできるといいのは重々承知はしているのだけど。
(なにしろ、電気使わなくて済むしね)・・・申し訳ない気持ちを忘れずにいなければならないが、たまに忘れてしまう。

と計画停電がないので、ついつい節電よりも我欲が勝り、PCを起動し、駄文を書いてしまい(趣味なので、つい)、今日も我欲に負けてしまいました。バカと一緒で、死なないと直らないようです。
もともとケチなので、経済的には何も寄与しない自分・・・日本よ、ついでに石原都知事よ、ごめんなさいね。(自分が生きていることがまず国益にかなってませんね^^;)

いえ、それでも、石原都知事は・・・憎めないキャラだと思ってますが(笑)
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