シビアな恋愛

前のほうの日記http://kayashi.blog.so-net.ne.jp/2010-02-09で「彼がオタクだったことでショックの彼女」について、ネタにしたが・・・
こんな関連記事もあったので・・・いちおう、紹介。

http://getnews.jp/archives/46853
「彼女に白髪があって、さめた」

なんというか、恋愛はシビアだね・・・ということで、
「恋愛」は、「その人間の器、許容量」というのが顕わになるものかもしれない・・・

いや、好き嫌いはどうしようもないし、生理的に受け付けないというのもあるので、これについても「仕方ないよね。別れれば？」と思ってしまう＾＾；

この場合、結婚まで考えていたが、「彼女の白髪にげんなり」し、おそらくセックスは生理的に無理、ということなのだろう。なので、別れるかどうするか迷っているというならば、彼女を傷つけるかもしれないが、彼女に正直に「生理的に受け付けられないので結婚後はセックスレスになるけどいいか？」と聞き、それでも彼女がＯＫするならば、改めて考えればいい。
まあ、この彼にものすごい魅力があり、どうしても別れたくないと彼女が思うのなら、それはそれでいいのだし・・・もし、そこまでの魅力が彼にないのであれば、たぶん彼女は別れを選ぶだろう。今後、彼は白髪が全くない若い女性を選べばいいのである。

人間関係において、友達、家族、仕事仲間などあるけれど、
許容範囲が一番狭くなるのは、「恋愛相手」に対して、なのかもしれない。
一番、シビアで厳しいものだな、と。

だから、恋愛至上主義者は「恋愛を数多く経験した人は多くを学び、人生が豊かで、人間としてのレベルが高い」「恋愛こそ自分を成長させる、人間関係が学べる」「恋愛をしない者は臆病者」「恋愛をしてこそ、人間の本質が分かる」「恋愛をすることに価値がある」「だから恋愛しよう」などなど・・・と声高に主張し、以前の朝日新聞のように「恋愛をしない（優先しない）若者」を「臆病だ」と言って嘆いたりするのかもしれない。

なるほど、たしかにシビアで厳しいので、自信のない者は臆病にもなる。
シビアな人間関係は、いろいろと勉強になるだろうし、「自分の成長」につながるのかもしれないが・・・

そもそも、【臆病になってはダメだっ、自分が成長するためにもチャレンジしよう】と考えながら、恋愛する人はいないだろう・・・

「自分の成長につながる」と思った時点で、「打算入っている」ということになり・・・
前のほうの日記の「オタクの価値が低いので、オタクと付き合う私の価値も下がってしまうのでは・・・」という自己中心的な考えと、たいして変わらないようにも思う。

もちろん、自分を成長させるためチャレンジし努力する、というのは良いことである。恋愛は人生を豊かにさせるかもしれない。
が、その手段として恋愛をしよう、恋愛しないともったいない、となるとクビを傾げてしまう。

ちなみに、少子化対策のために結婚につながる恋愛を推奨しよう、となると、もっとクビを傾げてしまう・・・
もち、自分の価値を確認できる場であることは否定できない。
友達に対してより、恋愛相手に対してのほうが、許容範囲は狭くなり、相手を見る目も厳しくなるだろう。ちょっとしたことで、覚めてしまうことも、よくあるだろう。
相手からシビアに「自分の価値」を品定めされてしまい、自信のない人はやはり臆してしまい、傷つくのも嫌なので消極的になるのも事実だ。

品定めはお互い様なのだろう。
とくに、結婚を意識すれば、生活を共にするので、結婚相手として見ると、さらに厳しくなるのかもしれない。

なので、「お勉強になる」「人生の修練の場になる」ということも否定はしない。

けど、お互いに「厳しい目」で品定めをするので、「恋愛しろ」と言われても困るんじゃないだろうか・・・と。
臆病になるな、といわれても、実際、積極的になってみれば「ストーカー」扱いされたり、「気持ち悪い」と嘲笑されたりするケースもあるのだ。そういうことをされても、なおも「傷つくな、恐れるな」というのは酷だ。

結局、それでもその相手とつきあいたい気持ちがあるかどうか、である。まあ、たいていは「ま、そこまでして欲したい相手でない」ということなのだ。

もちろん、自然に恋愛へと発展した、品定めなんてしてない、打算のない愛情で結ばれている、というケースもたくさんあるだろう。そういう人はおそらく「恋愛しなければ、とにかく相手をみつけなければ」と思っていなかったのでは、と・・・

まあ、でもメディア（朝日新聞など）が「若者が恋愛しなくなった」と嘆かなくとも、まだまだ恋愛相談は多いし、恋愛している人もまだまだたくさんいるだろうし、恋愛に興味がある人は多い。
決して興味を失ったわけでもないだろう。

けど「オタクだと分かってショック」「白髪で覚めた」というのも「恋愛経験」なわけで・・・

世間（メディア）が恋愛を推奨するほどそんなに「恋愛することがすごいことで、人生を豊かで充実させるものなのか・・・」とも思ってしまった。

つうか、そんなに恋愛が素晴らしいもので人生を充実させ豊かにするものであるならば、結婚した後も恋愛したほうがいいということであり（もちろん、「恋愛」というからには「友達」とは違うので性交渉ＯＫ、ということになるだろう）、不倫も推奨してほしいものである。

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ところで少子化について・・・

昔よりもかなり数が減っているはずの若者の就職先がなかなかない・・・
今が、もしも、昔のように若者の数が多かったら、就職先を得るのに、ものすごい競争率になってしまうだろう・・・ 若者はますます企業にいいように使い捨てされ、将来真っ暗になるのでは・・・と思ってしまった。
経済のことはよく分からないが・・・この点は、少子化になって、まだ良かったのでは、と考えてしまうのであった。 （もち、年金制度崩壊、活気がなくなるなどマイナス面もあるのだろうが・・・）

けど、保育所も小児科医も産科医も足りないし・・・なにも整えられてないので、少子化のほうがいいのである。
つまり、国は少子化問題などどうでもいいのである。どうにかしたいと本当に思えば、最優先でこういったものに税金を投入し、整えるだろうから。