SSブログ

草食系の恋愛と結婚 [人生・生き方・生活・人間関係]

世間でいうところの「勝ち女」の対極に位置するらしい「喪女」を知った。
>「喪女」とは、モテない女のことを言うらしく、ちょっち興味をもった。つーか共感するところも多い。私もモテない系なんで^^;いやまあ、ネットの住人にとっては「喪女」なんて今さら感だろうけど。自分・・・基本的に世事に疎くて無知なのだ^^

で、「喪女」と名乗る人たちのブログなどを見てみた。なんだかいろいろ考えさせられた。そう、いわゆるカツマーとは正反対の、自信がもてないネガティブ思考から抜け切れない女子の葛藤を感じた。私も若い頃、そういうところが多々あったけ。

それにしても、恋愛をすすめる世間様はほんとうざいだろうね。
http://anond.hatelabo.jp/20090923013046

で、検索しているうちに、こんな興味深い記事を見つけた。喪女と草食系男子について。
http://hibinegu.blog57.fc2.com/blog-entry-72.html

おおー、喪女な私も草食系男子とぜひお友だちになりたいぞ^^;(マジで)

うむ、たしかに、草食系男子は、知的な感じがし、基本的に誰にも優しいし、同じ人間として扱ってくれる気がする。
お友だちにもなってくれるかもしれない、と非モテの女子に希望を与えてくれる気がする。

で、対する肉食系男子は、キレイでない女子に対してはあからさまに冷たいし、あるいは無視し、失礼なことを平気でやりそうな気がする。もちろん、お友だちにもなってくれないだろう。「俺に近づくなオーラー」を出しまくる。

うん、これは当てはまるかもしれないかも・・・今思えば、私の経験上でも、肉食系男子は草食系男子に較べて「あからさま」な場合がわりとあったりしたかもしれない。
偏見だけど、「俺様タイプ」も肉食系男子に多い気がする。
もちろん、あくまでイメージであって、礼儀正しい優しい知的な肉食系もたくさんいるだろうが・・・

いや、ほんとは草食も肉食もなく、複雑な人間をこうやって分類し、ひとくくりにするのはおかしいのだけど、ネタとして語っている。(ので、許して欲しい)

ちなみに、草食男子の定義とは、「恋愛やセックスにがっつかない」「据え膳も食わないし、送り狼もしない」「男女関係をワリカンで考え、女友達も大事にする」ということらしい。

そこから沸くイメージとしては・・・草食系男子は優しいけど、恋人=彼女として付き合う女性は、かなり厳しく見て選び、妥協しない感じもする。
が、ただの友だちとしてならば、別にこだわりもなく、つきあってくれそうだ^^
対して、肉食系は、男女の間に友情など成立しない、と思っていそうだ。

ということで、女性と友だちづきあいしてくれる草食系男子の登場はとてもいいことのように思うのだけど・・・
(最近、登場したのではなく、昔からそういう性質の男性はいたのだろうけど、きっと世間が押し付けてくる「男らしさ」の価値観というものが邪魔をしていたのだろう。ややもすれば「女にガツガツしない」ことを「女に興味がない」と捉えられ、ゲイ扱いされていたのかもしれない)

さてさて・・・
そこで、そんな草食系男子を話題にした記事サイトを見つけた・・・→http://aruite5.blog.shinobi.jp/Entry/1144/

いろんな人の意見?に笑ってしまった。たしかに・・・男だって、あえて、まずい肉(女)を食いたいとは思わないよな。

それに男性からしてみれば・・・もちろん彼女がいるに越したことはないけれど、自分の趣味ややりたいことにお金と時間をかけたいし、それらより最優先してでも付き合ってみたい理想の女性は、こちらを振り向いてくれず、かといって、しつこくすればストーカー扱いされるので・・・そこまでして恋愛に励もうとは思わないのだろう。

デートにはお金と時間もかかるので、妥協してでも女と付き合いたいとは思わないのも無理はない。
これは結婚にも言えることかも・・・最近は、男性も家事をしろ、育児をしろと世間はうるさくなり、男性も仕事だけやればいいとはならなくなり、結婚のメリットよりも、大変さのほうを感じるようになり・・・
すると、人生のパートナーとなる女性を選ぶ目は当然厳しくなるだろう。

結婚はしたいけど、自分が結婚したい理想の相手はなかなかいないし、かといって妥協はしたくないだろう。
趣味や仕事にも忙しいし、その上、家事や育児の分担がある、となれば、よほど好きな女性でない限り、結婚したい、とは思わないだろう。

で、結婚しなかったからといって、別に困ることもない。
老後が心配とは言っても、老後という未来のために、今を犠牲にはしたくないだろう。

つまり、そう簡単に結婚しない男性が増えるのは仕方ないかもしれない。
昔であれば・・・家庭のことは妻にまかせ、仕事さえすればよかったし、仕事をするのに社会的信用も得なくてならず、結婚しないといけなかった、ということで妥協結婚も多かっただろうけど。

もちろん、女性も同じ理由で、簡単には妥協結婚しなくなり、独身者が増えているのかもしれない。

「身の程をわきまえず、条件が厳しすぎるのでは?理想が高すぎるのでは?」と世間はよく批判するが、人生を左右する大事なことを「仕方なく妥協する」ほど、自分を落とすことはできないのかもしれない。男女ともお互いにね。

ということで、恋愛や結婚をそう簡単にしなくなったのは、なにも草食系男子が増えたせいではないのだ、と思うのだ。
ちなみに、オタクが増えたせいでもないだろう。

オタクや草食系男子が増え、若者が恋愛しないと嘆く世間様であるが、恋愛したいほどの相手と出会わないだけのことだろう。
その代わり、異性の友達はいるかもしれない。

で、ガツガツしてない分、草食系が望む「彼女」のレベルはかなり高いのかもしれない^^;
オタクはすでに二次元の理想の彼女がいたりするので、無理して彼女をつくることもない・・・^^;

女性に求めるレベルの高さは、もしかしたら肉食系男子よりも厳しいかもしれない。

なので、あぶれる女性がいても仕方ない。女性だって「男であれば誰でもいい」とはならないだろう。喪女だって「誰でもいい」と自分を落とすことはできない。ならば独りでいたほうがマシだと考えるだろう。
お互い、選ぶ権利があるのだから、あぶれる人がいて当然である。

で、あぶれる人を、世間様はバカにしたり、理想が高いのではと批判するのだろうが、あぶれる人は別に恋愛だけに生きているわけではないし、草食男子と同じようにガツガツせず、何が何でも恋愛(=とりあえず恋人を作ること)をしたいと思ってないのかもしれない。

恋愛する人は減るかもしれないが、その代わり、草食系男子のおかげで、男女の友情が育まれるかもしれない。

ーーーーーーーーーーーーー
余談

ところで、石原都知事は、そんな草食系男子が好きではないらしい。ま、都知事は肉食の中の肉食って感じだから・・・世間のウワサを鵜呑みにし、草食系=ひ弱、とでも思っているのだろう。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100503/plc1005030314001-n1.htm

ということで、都知事は「大学の入学式に親がついてくる」「学生がひとりで学食にいけないこと」から、「最近の若者はひ弱」ということでを批判している・・・

それについては、こちらでも以前、話題にした。
最近の学生について→「世間様へ黒いつぶやき」http://kayashi.blog.so-net.ne.jp/2010-04-23(下部分)にて。
入学式に親がついてくる件について→「自立・・・」http://kayashi.blog.so-net.ne.jp/2010-04-15の追記(下部分)にて。

トラックバック(0) 

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。