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「結局、女はキレイが勝ち」その2 [雑記]

前日記に「結局、女はキレイが勝ち」その1http://kayashi.blog.so-net.ne.jp/2010-05-10の追記です。

これらの勝間本を読んで、やはり勝間論の対象となるのは(勝間さんが読者として想定しているのは)「上のクラスの人たち」なのだな、と感じた。

「結局、女はキレイが勝ち」の中で、例として出てくるのが、東大の文武両道のイケメン君だったり、ホテル代一晩5万円のスイートだったり・・・つまり、「東大」「ホテル代一晩5万円」が身近で一般的と思っている読者を想定しているかもしれない。少なくとも、それらを「雲の上」と思っている読者は想定していない。

さて、ここで気になったのが・・・東大の文武両道のイケメン君が求める女性は「かわいい子がいい」のは当然だろうが、結婚相手にはどんな女性を望むのか?だ。
家庭的な専業主婦志向の女の子を望むのか、それともバリバリ働く女性を求め、自分は家事育児を半分負担する気があるのか、どうせならば、そこまで踏み込んで書いて欲しかったと思う。女の子達があこがれ、ぜひ彼氏になってもらいたいだろう最強の勝ち組男=東大の文武両道のイケメン君をわざわざ例に出したのだから。

が、そのイケメン君は、「美人な子」でもなく、「綺麗な子」でもなく、「かわいい子」という言葉を使ったということは・・・もしかしたら、お料理などが得意な家庭的なかわいい奥さんを望んでいるかもしれない。東大で文武両道の勝ち組男だから、きっと仕事もできて、バリバリ稼ぐだろうから、妻の収入など望んでないだろう。それよりも妻には、家事をきっちりやってもらい、家庭を守ってほしいかもしれない。

そう、勝間さんがおすすめする「クリンクリンのセミロングでピンクの服とスカート姿の女の子」は、なんだか、ちょっとかよわくて家庭的な匂いがする専業主婦志向の女の子って感じだ^^;
少なくともバリバリ働きますっていう雰囲気はない。男性もそういうつもりで見るかもしれない。

だから、東大のイケメン君が望む奥さん像については、勝間さんは書けなかったのかもしれない?
なにしろ女の子たちに「専業主婦になるな」と説いているのだから・・・

けど、多くの男性に好かれる女性の外見ということで、勝間さんは「クリンクリンセミロングで、ピンクの服とスカート云々」をおすすめしているのだから、もし多くの男性が「家庭的なカワイイ奥さん」を望むのなら、女の子たちがそれになびくのは仕方ないかもしれない・・・^^;

そういう意味で、「結局、女はキレイが勝ち」は、ちょっと、ちぐはぐな感じもする。

それに、勝間さんは仕事に行くのにパンツスタイルで自転車を乗り回していなかったっけ?自転車こぐのに、靴もスポーティーなものを履くだろう。自転車で仕事場を移動、というのが、勝間さんの売りであり、体力づくりに役立っているということだったはずだが・・・

今はどうしているのだろう・・・女性にスカートをはくことをおすすめしているのだから、自転車を乗り回すなんてことはしてないのかな。
それとも、パンツ姿で自転車で移動し、仕事するときはわざわざスカートに着替え、靴も履き替えるのかしら・・・?
そして、また移動の時は動きやすいパンツ姿に着替え、靴も履き替える・・・
となると、仕事に行くのに、着替えの服や靴を持ち運ばないとならない。

でも、それって、とても効率悪いような・・・
少なくとも、一般の女性にはマネできない。

そして、なんといっても・・・
専業主婦業はリスキーな生き方でおすすめしないというのならば、なぜリスキーな起業を若者にすすめるのだ?(ひろゆきさんとの対談で、勝間さんは「若者に起業を」と訴えていた)

リスクを恐れるな、というのならば、専業主婦にあこがれる女性がたくさんいてもいいのでは、と思う。
リスクを最小限に、というのならば、若者に起業をすすめてはいけないのでは、と思う。

いや、ハイリスクハイリターンだから、起業の場合、もし上手く行けば、リターンが大きい、と考えるとしよう。
そして、専業主婦はリスキーなわりには、リターンが少ない、と考えられるかもしれない。
しかし、その人にとって、リターンとは何も「お金」だけじゃないかもしれない。家庭的な暮らしが、その人にとっての最高のリターンかもしれない。

ということで、勝間さんの考え方・・・つまり「こうしたほうがいいという理由付け」にちょっとご都合主義的なものを感じたのだった。

それにしても・・・専業主婦になったときのリスクは高いのか?であるが・・・
そのリスクとは、夫と上手く行かず離婚になる、あるいは夫が失業、病気などで働けなくなる、あるいは夫と死別・・・だろうけど、そうなる確率は、若者が起業して失敗する確率と較べてどうなんだろう、とふと思ってしまった。このへんのことは、よく分からないが・・・離婚件数も高いが、倒産件数も高いよな・・・

そして、もうひとつ、この「結局、女はキレイが勝ち」で、ちぐはぐだな、と思ったことは・・・
勝間さんがおすすめする「男にウケるというクリンクリンの巻き髪セミロングとピンクの服とスカート姿」・・・でも、たぶん重要な仕事を任せようとするとき、第一印象として、そういう姿の女性には任せたいとは思わないかもしれない。
仕事の場では、ショートカットでダーク色のカッチリとしたパンツスーツ姿の女性のほうが頼もしく、仕事ができそうに見えてしまい、そっちに任せたいと思ってしまうのではないか?
もちろん、あくまで第一印象だが・・・でも「まずは外見」なのだから、第一印象というのはとっても重要だろう。

いや、勝間さんが「男性にかわいがられるように振る舞い、仕事は程ほどに、稼げるダンナと結婚して専業主婦を目指すことこそ女の花道」と説いているんならばいいだけど、そういう生き方には反対し、女性も仕事をして稼いで年収600万円以上目指そうって言うから・・・
やっぱり、この点も、ちぐはぐな印象をもったのだった。


ところで・・・話は変わるが、あるサイトでこんな言葉があった。
「おしゃれとは、自分を飾るためにするというものよりも、他人からナメられないようにするもの」

うーむ、なるほど、たしかにそれも言えるかも。
相手に失礼にならないように、相手に気分良くなってもらうというのもあり、そして、相手になめられないようにするというのもあり・・・武装するって感じなのかな。
なめられる、というのも、たしかに損だ。得をするんじゃなくて、損をしないため、自分を守るため、という捉え方・・・「女はキレイが勝ち」から、いろいろ考えさせられた。

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余談

前日記「結局、女はキレイが勝ち」http://kayashi.blog.so-net.ne.jp/2010-05-10

【いや、恋愛の場だって・・・素顔や普段の姿を見せなきゃいけないときがきたとき、あまりにギャップがあると、相手はびっくりしてしまい、悪くすれば、覚めてしまうのでは、と思う・・・あまりキレイに化けるのも、考え物かもしれない。もちろん、元がキレイであれば、なんの問題はないのだが^^;】

と書いたが・・・それに関連する面白いサイトがあったんで紹介しよう・・・→http://news4vip.livedoor.biz/archives/51539449.html

自分も、素顔は見慣れているはずだけど、ほんと醜いよなー、と改めて思ってしまった^^;
なので、普段、化粧なしで、そこいらに出るときは帽子を目深にかぶり、できるだけ顔を見せないようにしないと^^;
「みっともない姿というのは、他者に対しても失礼にあたる」ので、ほんとうに気をつけよう・・・
いやあ、持って生まれた素顔をさらすことが人に対して失礼にあたるって、なんか悲しいって思っていたけど、素顔はできるだけ見られないようにしないといけないね^^;

つばのある帽子、活用してます^^;マスクすると完璧です^^;帽子はもう手放せません。

すると、男性ってすごいよなー。べつに化粧しているわけじゃないのに、イケメンさんがわりとたくさんいたりするし。充分見られるフツメンさんもたくさんいるし。
いや、女性に対する美の基準が高すぎるのかもしれないが。

ということで、あまりに化けすぎると、相手の前で化粧落とせなくなるっていうのが、ほんと分かる・・・自分がガックリくるんだから、そりゃー、相手はもっとガックリくるだろう・・・
かといって、醜いのに化粧薄いと、ちゃんと化けられず、醜いまま、という悲しい現実もあり・・・私も、まさに香山リカさんの帯のコピー「キレイでない私も生きていていいですか」な気分ですね。
つうわけで、結局、「女は化粧なしでキレイが勝ち」っていう厳しい現実があるのでした。

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