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勝間和代VS香山リカその3(・・・努力組VSがんばらない組) [雑記]

「勝間和代VS香山リカ」第3弾^^;

このお二人は、テレビでもバトルをしたということで、その感想を述べてみたいと思ったのだが・・・
私はそのテレビ番組を見てないので、その様子が書かれた記事http://news.livedoor.com/article/detail/4531267/を読んだ感想を、前日記からの続きとして書いてみようと思う。

この記事を読む限り、やはり・・・香山さんが勝間さんにつっかかっている印象を受ける。

「努力しよう」「がんばろう」と他者に言うと、「強制するな」「もうがんばることができない」「がんばれというお前こそがんばっているのか?そう言う資格はあるのか?」「上から目線」と反感を買うような気がして、とくに「がんばる」という言葉は私もできるだけ慎むようにしている。
また「がんばることを冷笑する風潮」もあるような気もする。「そんなにがんばって、どうするの?」と冷ややかに見られることもあるだろう。

ただ、気力も体力も落ちてきた私も現在は「・・・がんばれません。ノロノロとラクに生きたいです」である。
がんばっている人を見ると、なんとなく近づきがたい。がんばっていない自分が恥ずかしいし、きっとがんばっている人から見れば、「情けないヤツ」と軽蔑されるだろう・・・がんばっている人の前では、私は萎縮してしまう。
なので、今の私は、がんばっている人に苦手意識も持っている。

とは言いつつ、やはりがんばっている人を見れば、自分もがんばってみよう、と思えることもあるし、がんばっている人は元気を与えてくれる場合もある。

そう、昔は私もけっこうガツガツしてがんばっていた時期もあった。(ピアノの技術の習得など・・・)
もちろん、この「がんばり」はあまり効率がよくなく、無駄ながんばりだったかもしれない。ピアノで得られる収入は微々たるもので、金銭的なことに関しては「利益はほとんど得られなかった」である。

そういったことで、できるだけ無駄をなくして利益を得よう、技術を得よう、収入を得るにはどういった仕事がいいか、時間配分、自分磨きの方などなど、今までの経験で学んだので、その方法を教えます、というのが、勝間さんの言っていることなのだろう。

そして、努力した分だけのご褒美は、誰でも欲しいだろう。ご褒美をいただくと嬉しい、つまり幸福感を得られるのだろう。

「努力することをいいことだ」と訴えることが、「いけないこと」「がんばれない人を切り捨てること」だとはあんまり思えない。
反対に、努力しなくても幸福になれる、とも思えない。

そして、他の方たちも言っていることだが、「努力しなくてもいいのでは」という香山さん自身、努力して医者になったのではないのか、高収入ではないのか、今の立場を得るのに香山さんも相当の努力したのではないか、ということだ。

で、勝間さんは、不幸に陥るリスクを下げるために、そのひとつの対処法として「年収600万円を目指せ」と言っているのだろう。
そう、あくまでも「不幸に陥るリスクを下げるため」であって、年収600万円以下の人は幸せになれない、と言っているわけではないのだ、と思う。
年収600万円以上あれば、子供を抱えている場合、たとえば離婚しても、あるいはパートナーが失職しても、病気になっても、亡くなっても、子供を不自由なく養育でき、余裕ある生活ができるだろう。
扶養者やパートナーが病気の場合も、医療費のことを考えずに、余裕を持って、治療を受けられる。

年収600万円というのは、こういった場合も想定しての金額だろう。(少なくとも私はそう読み取る)

もちろん、離婚もしなくてすみ、パートナーが失職することもなく、病気になることもなく・・・リスクを抱えずに生活できる人もいるだろう。が、いつどうなるか分からない。

勝間さんは、「年収600万円以上あればひとまず安心」ということで、年収をあげるための方法、努力する方法などを述べているような気がする。

努力して勝ち取る、と言うと、反感をもたれる今の時代・・・
でも、ある意味、努力は基本であり、努力しなくて生きていける人などいないだろう。

もちろん、香山さんも「全く努力しなくていい」と言っているわけではないだろう。

要は「どの程度の努力が必要なのか?」なのだろうが、これも個々のケースで違ってくるのだろう。

がんばっている人に、さらに「がんばれ」「努力しろ」というのは確かに酷だ。
もちろん鬱病などの病気の人にも言ってはいけないことなのだろう。

勝間さんの言っていることに批判的な人は、勝間さん自身のがんばりが、とても超人的なので、「勝間さんのような努力なんて無理、とてもできない」「勝間さんを基準にされては困る」と誤解されているところもあるのではないか、と思う。

そして、おそらく勝間さんの経歴や収入、経験談に、「そこまでしてがんばるのはなぜ?」と思うのだろう。
たぶん、勝間さんは「努力すること」が大好きで、努力することが気持ちいいのだろう、だからあれだけ努力できるのだろう。

また、「お金は大切。収入はあったほうが良い。これは現実」と言い切るところに、ほりえもんを思い浮かべる人もいるだろう。
(前の方の日記http://kayashi.blog.so-net.ne.jp/2009-12-28-2にも書いたが、ほりえもんと勝間さんの思考回路がかなり似ている部分があるような気がする・・・)

けど、お金は大切じゃない、といえば、おそらく「うそつき」「非現実的」と言われるだろう。

事実、昔、私はHPで「お金を稼ぐことを考えるよりも、時間的なゆとりある生活をしたい」と発言したら、「お金のことを考えなくていいなんて・・・いいご身分。余裕があっていいですね。それに較べて、お金のことを心配しないとやっていけない私は不幸だ」というような、とても皮肉に満ちたレスを受けたことがある。

お金が大切、と言っても、お金は大切じゃない、と言っても、反感もたれるのである。

そして、おそらく・・・努力は大切、と言っても、努力は大切じゃない、と言っても、反感もたれるものなのかもしれない。


番組の内容を文字起こししたというサイト→http://d.hatena.ne.jp/benitomoro33/20100103/p1
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