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モンスターペアレント? [学校・教育・いじめ・少年犯罪関連]

「教師が生徒の親(モンスターペアレント?)を提訴」した件について。
追記その2

別所でも同じ話題で記事を載せてたところ、このような書き込みがあったので、紹介する。
では他の方からの意見・・・以下、コメント全文コピペ

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先生が間違っていると思います

どの仕事にもクレーマーなんてご極少数だけど存在するんです
みんな適当にあしらうか…話し合うべき部署に持っていって解決方向に向かうんです
この教師はちょっとおかしいのではないでしょうか?
第一この先生が裁判起こしたせいで子供はいじめられるようになるのも論外です
先生辞めてから裁判起こすべきでしょうね

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コピペ終わり。
では、私の意見を述べます。

まずは、これによって「この生徒がいじめられるのではないか」という点と、先生が提訴した件は別々で考えたほうがいいと思った。

生徒が不利益を被るかもしれないからといって、実害を被った先生が我慢しないとならないというのは偏っていると思う。

提訴によって、生徒側が傷つくというのであれば、それは別に対処したほうがいいということである。
生徒が傷つくから、先生は提訴が出来ない、というのはおかしい。先生にも権利がある、ということを生徒側が知るいい機会だと思う。

そう、弁護士が提訴できると判断したということは、少なくとも、先生は実害を被ったということだ。
実害を被らなければ、提訴できないのだ。
一般の会社の、客からのクレームとは質が違うのだろう、と思う。

また、先生や学校側が、生徒側から何をされても社会的に訴えることをせず、我慢することは教育上も良くないのでは、と。
生徒側は「なんでもまかりとおる」と勘違いしてしまったまま、社会常識を学習する機会を失ってしまう、と。

では、いちおう、私のレスコメントもコピペします。

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この学校には「クレーマからの苦情を解決する部署」がなく、学校が、この先生の提訴を認めたということで、もしも先生側が仕事に支障をきたすほどに、この親御さんから妨害を受け、話し合いでも解決に至らなければ、提訴という方法もありなのでは、と個人的に思います。

この教室の生徒数は分かりませんが、1人の先生が40人の生徒の面倒をみなくてはいけないので、先生側にも限界があると思います。

生徒の親から、どの程度の嫌がらせを受けたのかはわかりませんが、
生徒側に権利があるように、先生側にも権利があるということを、知らせるためにも、提訴はありだと思います。
そこで、はじめて第三者の中立な立場からの「意見」「考え」を聞くことができるのですから。


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追記その1

ある大病院で、初めて受診する前に、こんな紙を渡された。
内容はこんな感じだった。
「治療方針など、納得できなければ(モンクがあるなら)、ほかの病院へどうぞ」
「医師、ほかの患者に対し迷惑行為をした場合、今後2度と診ない(ブラックリストにのせる)」「場合によっては警察に通報する」

そして、必ず、リスクを説明し、最後には治療方法など、患者に選ばせる。
「どうしますか?」「やめてもいいですよ」と。 「あなたが決めてください」と。

理不尽な患者から病院スタッフを守るためなのだろう。

「ほかへ行ってください。うちでは面倒はもうみることはできません」
最終的にそう言えれば、理不尽なことを言う人も減ってくるだろうけれど、公立の学校では、それも言えないから、なかなか難しい。
なので、教師側からの提訴もあり、なのでは、と思う。

勝手な想像だが、最初から、教師に不信感しか抱いていない親御さんが増えているのでは、と。(もちろん、不信感を抱かせてしまう教師もいるのかもしれない。)

ならば、何を話し合っても無駄かもしれない。
不信感を抱いている人間に対し、何を言っても、どんなことをしても悪く捉えられてしまうからだ。

なので、不信感しか抱けない人間に対し、離れるのが一番なのだけど。

公立学校だけはそんなわけにはいかないだろうが、どうしても担任に不信感しか抱けないというならば、ほかのクラスへ移動、転校できるような、人が動けるシステムがあってもいいのかもしれない。

ほかのクラスへ移動しても、学校を替わっても、やはり担任に不信感しか抱けないとなれば、それは本人(親)にも問題があるかもしれない。
(クラスを替える、学校を替えるとなると、「なにか問題があったから替わるのか」と周囲から色眼鏡で見られ、結局は上手く行かないってこともありうるけれど)

教師に問題あるならば、ほかの生徒も「被害」を受けているはずであるし、不信感を抱いているだろう。

ただし、それが「被害」なのか、それとも生徒側の「勝手な我がまま」なのか・・・

両者の話に耳を傾け、それを判断する第三者(学校側でも生徒側でもない中立な立場の者)が必要なのかもしれない。

・・・と思ったのでした。

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朝日新聞にて、ついに小学校教諭がクレームを続けてきた女子児童の保護者を「教員生活の継続に重大な支障を生じさせられた」ということで提訴。保護者側は「娘が差別された」「娘は嫌がらせでストレスで体調が悪くなっている。娘が安心して学校に通うための正当な行為」と主張。

まあ、ここまできたら、私も教師側が親を訴えるってこともあっていいのでは、とも思う。証人に第三者の意見も反映されるだろうから、とことんやってみればいいのでは、と。

もちろん教師側に非があるというケースもあるかもしれないが・・・

※20年以上前の話になるが、うちの身内が、小学生の頃(沼津市立の小学校だ)、女性教諭に屋上に呼び出され、上履きで頭を殴られた、という。これは、教師によるいじめだろう。屋上に呼び出し、皆がいないところでやったのだから、教師自身は「やってはいけないこと」として自覚していたはずだ。もしも、それが指導だというのであれば、屋上ではなく、堂々と教室で皆のいる目の前で、上履きで頭を殴ればいい。もっと、この話が早くに分かれば、うちも動いたが、子どもはなかなか親に言えないものである。こういう教師もいるから、親もナーバスにならざるを得ないということも、もちろん分かる。

それはもう裁判の場で言い合うしかない。
保護者が学校側を訴えるというのは、よくあったけど、学校側が訴えるということも、そりゃああるよな・・・
いじめ問題なども、被害者が、学校を訴えるのと同時に、いじめた生徒・親側を訴えるケースもでてくるのでは、と思う。

「正当な主張」は果たして教師にあるのか、生徒側・親にあるのか・・・
親はモンスターペアレントなのか、それとも仕立て上げられたのか?

もちろん、生徒本人は気の毒だ。学校にも行きづらくなるだろう。しかし、教師も我慢の限界があり、自分の生活が脅かされるようになれば、生徒の親を訴えることもあるだろう。生徒の人権か、教師の人権か・・・どちらにも人権があるのである。

アメリカみたいな訴訟社会になるのも殺伐とし・・・たとえば医療関係は「訴えられてもいいように保険をかけておくために、その分、コストに上乗せされている」ため、治療費は高く設定され、患者側は高い治療費を請求されるようになった・・・コストがかかることになり、不健全な社会になっていくだろうが。

とにかく、もしも相手を批判・非難するのであれば、こういったことも覚悟しないとならないということだな。

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補足

■読売新聞より

訴状によると、教諭は1991年採用。昨年6月に校内で行われた行事で、女児と母親が、同じクラスの児童と親に「(女児が児童から)ぞうきんで殴られた」などと抗議するトラブルがあり、教諭は席替えをして対処した。

女児はその後も嫌がらせをされたと訴えたが、双方の言い分が食い違うため、クラス内で話し合いを行うと、母親から「学級問題にした」と非難する電話がかかってきたという。

母親はその後も7月中旬まで計8回、女児の連絡帳に「最低な先生」「保護者の話を真面目にきくこともできない」などと書き込むなどした、としている。また、8月下旬、市教委の仲介で、学校関係者と両親の話し合いが設定されたが、両親は欠席。教諭は9月、不眠症と診断されたという。



■日テレより

訴えによると、去年6月、女子児童の母親から「娘が同級生に嫌がらせを受けている」という相談が、女子児童の担任だった女性教諭にあった。児童同士の言い分が異なるため、女性教諭はクラス全体でこの問題を話し合ったが、その日の夕方、母親から「2人の問題なのに、学級の問題にされた」と抗議の電話がかかってきたという。これをきっかけに、母親は子供の近況を伝える連絡帳に「地方公務員の先生が、自分の感情で不公平なことをして子供を傷つけている」など、女性教諭への批判を書き続けた。

また、給食の片づけをめぐり、女性教諭側が女児の背中に軽く触れて注意をしたということだが、母親側が「強くたたかれた」と主張し、去年9月、暴行の疑いで警察に被害届を提出した。

女性教諭の代理人は「(保護者が)『教員として適格でない、副担任にしろ』。場合によっては『辞めろ』とか。それが相当の範囲を超えている」と話した。

学校側は「モンスターペアレント(学校や教諭に理不尽な文句をつける保護者)に学校や教諭が負けないようにし、教諭が教員を代表して訴訟を行っていると受け止めている」として、女性教諭を支持する内容の文書を市の教育委員会に提出した。

一方、母親は、日本テレビの取材に対し、「自分たちは、いわゆるモンスターペアレントではない」と主張し、クラスでのやり取りを女児が録音した音声があることを明らかにした。音声には「正直に言ってください!」「ウソはつかないでください!これ以上!」と話す女性教諭の声が残っていた。これについて、母親は「みんなの前で延々と『ウソつき』として(娘が)やり玉にあげられた。学校ぐるみでやるぞと、その時初めて(モンスターペアレントに)仕立て上げられたと」と話している。


■時事通信社より

教諭は度重なる苦情などから9月に入って不眠症に陥り、校長に「担任を降りたい」と申し出た上、「このままだと犯罪者にされる」と考えて弁護士に相談。同月下旬に提訴した。 


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