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勝間論(おかしいアヤシイ編その2) [雑記]

前回からの続きです。

文春で話題になった勝間さんの長女のブログについて推察します。これをアップした現在(2010年2月20日)は、「勝間さんの長女が書いたと思われるブログ」はまだ閉鎖されず、文春で話題になった日記も削除されていません。(「長女のブログ」については、直リンクはしないようにしました。)

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ttp://rabbitbpie.dtiblog.com/blog-entry-30.htmlより

【ティッシュやばいw チッshはヤバイWwwwwww

ろうそくにかざしたら 火の粉がついまんま いろんなところに飛んでいった。 化繊のカーテンにも飛んでった。
でも、あわてて消して回っていたからなんにも燃えなかった
本当に燃え移ってたら、燃えていたら僕の家死亡フラグです!

経済評論家のK氏の自宅が本日燃えて死亡
氏は出張中で、娘二人がベッデオに横たわる姿でまっくろこげ!
自殺志願者の次女だけが生き残る
K氏は悲しみを胸に1冊の小説を書き起こし、大ヒット!

ノーベル文学賞と経済学賞を同時に受賞!
受賞した日にひとこと「人生に無駄な経験はありません。火事を起こした長女も浮かばれていることでしょう」!

ティッシュをのどに詰まらせで窒息自殺なんてできるかな。
ティッシュを胃袋の容量いっぱいに食べて!詰め込んで! 】


ttp://rabbitbpie.dtiblog.com/blog-entry-71.html・・・1月1日のところ抜粋

【お母さんと下の妹と近所の神社に初詣に行った。
お母さんが肩に触れてきたのを、なんとなく身をよじったら、お母さんに泣かれた。 】

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・・・そう、↑これは週刊文春で話題になった「勝間さんの長女」と言われるブログと全く同じ内容である・・・

本人のものかどうかは断定できないが・・・文春に載っていたブログの内容と同じであり、それらが書かれた日記の年月日も古く、文春の記事が出た後に何者か悪戯で作ったという可能性も低いように思う。文春に出るよりも前に、某巨大掲示板でも話題になっていたのだから。

そして、このブログにある、他の日記の内容を読んでみると、第三者によって作られたとも思えない。悪戯で作られたものであれば、悪意に満ちた内容の日記がたくさん出てくるはずだろう・・・けど、全体的には普通の日記である。

少なくとも、文春の記事は・・・勝間さんの長女が書いたとされるブログ内容を文春側が勝手に脚色したりして、でっち上げたわけではない、と思った。同じ内容のブログが存在していたのだから。

で、いくらなんでも、全くの別人が書いたブログを「勝間さんの長女のブログ」として取り上げないだろう、とも思った。

・・・デタラメを週刊誌などに書かれた時、無視する人も多いだろう。当初、私も勝間さんはデタラメな記事を無視しているだけ、と捉えていた。

けど、こうやって勝間ネタを追っかけていくうちに・・・勝間さんの発言、宣伝方法を見聞きしていくうちに・・・
勝間さんならば、全くのデタラメを週刊誌に書かれれば、黙ってなんかおらず、ご自分のブログなどで公に「長女とは良好な関係である」と反論し、文春に出たブログは長女が書いたものではない、として、場合によっては文春を訴えただろう。だってそのほうがますます話題になり、注目され、いい宣伝となるからだ・・・勝間さんならばそういう行動をとるだろう・・・と、今ならそう思わされてしまう。

勝間さんも「文春記事」で書かれているインタビューの中で・・・この長女の件を認め、「私は、はっきり言って親として未熟ですから、娘にそういう意味では暖かい家庭であるとか、非常に良好な親子関係を築けなかった」「娘がブログで書いたように、そういう思いをせざるを得ない状況を作った母親なんです」と答えていた。
(・・・当初、この勝間さんの答えも、文春の脚色、でっちあげ、と私は思っていた・・・)

文春記事によれば、長女は、母親(勝間さん)の元を離れ、一人暮らしを始めるが、3か月ほどして勝間さんと離婚した父親の元に身を寄せているという。

文春に「勝間和代の長女のブログの内容」が載ったことを当然知っているだろう勝間さんの長女(・・・もう成人に近い年齢である。よって話題になりたくなければ、閉鎖・削除しただろう・・・)が、文春に載った日記内容も削除せずに、そのブログ自体も閉鎖せず残しているということは、このブログを公に話題にしてもいい、読んでもらってかまわないということだ。
いや「読んで欲しい」とも思っているような気がする。だから、閉鎖も削除もしてないのでは、と。

ただし、ウワサによれば、以前アップされていた日記の中に、いつの間にか削除されたものもあるのだとか・・・公にするには問題ありと判断したものだけ削除したのだろう。
けど、文春に載った内容の日記は削除してないのだ。

しかも「勝間さんの長女と思われるブログの管理人」は、すでに某巨大掲示板でも晒されていることを知りながら(ブログにはそういう記述もある)、あえて、そのままにしているのである。晒された時期は、文春で話題になるよりも前のことだ。

↓ちなみに・・・文春には載らなかった内容だが、目に止まってしまった。
ttp://rabbitbpie.dtiblog.com/blog-entry-57.html

もちろん、このブログには文春に載った内容と同じものがある、ということで、長女本人のものかどうかは断定は出来ないが・・・

「長女のブログ」が本物だと仮定したとして・・・
日記の内容は、「この年頃によくある親に対するちょっとした反抗」「ブログを記したとき不安定であった」とも受け取れないこともないし、家族間のいざこざはよくあることだ・・・が、普通に親子関係を築いているならば、勝間さんは文春のインタビューにあのような答え方はしなかったのでは、と思ってしまった。
長女のほうも文春で話題にされた時点で、その記事は削除するなり、ブログ自体を閉鎖するなりしただろう。その頃はもうブログはあまり更新されず、休眠に近い状態だったのだから。

というわけで・・・もし、現在、勝間さんが長女と良好な親子関係を築けていないのだとしたら・・・他者に【結婚し子供を持つ】ことを【自分の成長につながる】と安易にお勧めできるのか?・・・と思ってしまった。

>「35歳独身限界説」は結婚をお勧めしているだけのようだが、勝間本「起きていることはすべて正しい」には子供をもつことも勧めるような内容になっている。
そして、女性側も35歳過ぎると妊娠能力が落ちるので早めに結婚しよう、と説いていることから、結婚=出産=子供を持つことを勧めているといっていいだろう。
で、「女はキレイが勝ち」では、「金をかけずにセックスできるから結婚をお勧めする」と、ふざけているようなメリット論を説いているのだ。

ちなみに、こんな意見の人もいるということで、この「文春の件」に対する感想が記してあるブログを紹介しておこう。http://ameblo.jp/doonkeey/entry-10443078757.html

勝間さんの生き方を理想とし、勝間さんを目標とし信奉する勝間ファン=カツマーは、この辺りはどう考えているのだろうか。>文春に出た記事は、当時の私と同じく「全くのデタラメ」と思っているかもしれない。

もちろん、子供と良好な家族関係を築けないからといって、勝間さんを否定するわけではない。あれだけの仕事をしながら、子供を育て、なお良好な家族関係を築くのは難しく、とても大変なことだろう。よほどの覚悟がないとやっていけないかもしれない。

たからこそ、結婚し子供を持つことを「自分の成長につながる」と安易に勧めることに疑問を感じてしまうのだ。

※「勝間さんが長女と良好な親子関係が築けてないのでは」という疑問は、文春の記事の内容とインタビューに対する勝間さんの答えと本当に存在した「長女のブログ」内容から推察されることであり、断定は出来ない・・・しかし、ここにきて、「アエラ族の憂鬱」の著者の桐山氏と同じように、私も「(勝間さんの)家族は幸せだったのか?」と疑問を投げかけたくなってしまったのだ。

本来、こうしたプライベートな問題について、ネタにし、「ウワサ」でしか見聞きできない情報を頼りに、全く関係のない第三者がとやかく言うのはおかしいのだけど、勝間さんが不特定多数の他者へ「35歳までに結婚、子供を持つこと」を勧め、安易ともいえるメリット論を説き、しかも35歳以上の独身者に対し失礼とも受け取れる発言をしているのだから、勝間さん自身の結婚や子供との関係も他者から関心を持たれ、「勝間さん自身はどうなのだ?」と問われるのは仕方ないかもしれない。

・・・けど、勝間さんのほうの公式の過去のブログhttp://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/private/2008/04/post_5131.htmlには幸せそうな家族像が垣間見え、長女は勝間さんを手伝い、良好な関係であるかのように受け取れる内容だ。

ただ、やはり、今の自分の仕事に不利になるようなことは公にはしないだろう。そして2009年12月に出た文春の記事の話題には全く触れてない。

また、長女のブログ(ttp://rabbitbpie.dtiblog.com/blog-entry-57.html)を読めば・・・家事をよくしていたらしい長女の気持ちが本当はどうであったか・・・ほかの日記からも、家の中がどんな様子だったか、長女側の視点からはどうだったのか、察することができるだろう。

そして、カツマー視点で言うならば・・・努力家で自分磨きを怠らず、効率よく仕事をこなし、理想的な生き方をしている勝間さんでさえ、子育てはままならぬもので、難しいということでもある。「親業」は、あの勝間さんが自らを「未熟です」と言わしめてしまうほど、大変なのである。「長女のブログ」が書かれていた時期は、すでに勝間さんは「時間管理術」を確立し、家族との時間も大切に過ごし、プライベートも充実させ、「メンタル筋力」(精神力、人間性)もレベルアップし、幸福な勝ち組人生を歩んでいたはずなのに、である。

もちろん、この「勝間さんの長女のブログ」が本物だったら、という仮定でのお話になるが・・・ま、いろいろと邪推してしまうのだ。

ところで・・・
勝間さんが子供に教えていること、望んでいることは「自立すること」だそうだ。
http://ameblo.jp/s-kishodo/entry-10456089452.html

しかし、「自立、自立」と言われるのもなんだか息苦しい。しかも、勝間さんの目指す【自立】とは、年収600万円以上の職業につくこと(できればプロフェッショナルな仕事)ということらしいので、なかなか難しいだろう。

なんだか・・・頼りあう(依存しあう)関係もあってはいいのでは、と思ってしまう。
もちろん、一方的に頼るという関係は破綻してしまうだろうが・・・

まさに「努力すること」と同じかもしれない。
「自立すること」も「努力すること」も大切で正しい行いであるが、出来ない人もいるし、出来ないから必ずしもダメというわけではなく、できない人を劣った人間だと見下さず・・・認めるってこともありなんじゃないか、と。

ちなみに、レオナルド・ダ・ヴィンチのおじさんはプータローで無職、家族に依存して生きていたが、幼いレオナルドの遊び相手をよくしてやり、いろんなことを教え、レオナルドの好奇心をさそい、視野を広め、孤独なレオナルドの心の支えでもあったという。レオナルドの才能を刺激し、開花させる下地を作ったのは、このおじさんだと聞いたことがある。
世間的に見れば、当時、プータローでニートだったこのおじさんはダメ人間だろうが、その後のレオナルド・ダ・ヴィンチの活躍を見れば、おじさんが最初の師であり心の支えであったレオナルドにとってはもちろん、世界にとっても価値ある人間だった、ということになる。

つくづく、人生の幸不幸や勝ち負けは簡単に決めたり、論ずることができない・・・他者に対し「こうすれば幸福になれる」とか「勝てる」と言えないものだな、と。ましてや「その人の価値が高い低い」も決められないのだ。

・・・ま、勝間さんの言っているすべてのことを否定しようとは思わない。
なるほど、と思えるところは素直に納得できる・・・のだが・・・

幸せとは・・・http://lutchuensis.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/post-61ff.htmlより抜粋
【幸せって、感じるものだと思う。味わうものだと思う。私自身が、それを感謝するものだと思っている。
努力して手に入れるものではなく、考えて形作るものでもなく、そこにあることを気づいて受け入れるもの。】

思わず、頷いてしまった。

でも、世間が良しとするところの要素、自分が欲しいもの全部を手に入れたい、手に入れてこそ幸せな勝ち組と思ってしまう人もいるかもしれない。

けれども、人生はきっと、「ハガレン」でいうところの「等価交換」なのだ。何かを得れば何かを失ったり、何かを差し出し犠牲にしなければ、得られないのかもしれない。
全ては手に入らないし、無理して手に入れようと思えば、おそらく何か大切なものが犠牲になるだろう。

まあ、勝間さんの生き方がほんとうに理想的で、幸福な成功者であるならば、勝間さんを間近に見ている子供さんたちも、勝間さんの生き方を真似るだろう。やり方は勝間さんが直々に教えてくれるのだから、「誰でも、やればできる」のだから、子供達はきっと勝間さんのように生きるのだろう・・・か?

ところで・・・
勝間さんと漫画家の倉田さんのインタビュー記事http://www.wmstyle.jp/archives/2005/04/18_022221.phpを見つけたが・・・倉田さんの「人生論?」に「なるほどー」と思える。



おおっとー、ネットでついつい空費してしまった。有名人の子供のことまで話題にし、悪趣味な内容となってしまったが・・・根がオタクなもので、気になったことはとことん調べたくなるのだ・・・それと、やっぱり勝間さんには興味があったから、ここまで話題にしているのである。


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補足(前日記にも同じものをのせたけど、こちらにもコピペ編集^^;)

「35歳独身限界説」に同感、という人ももちろんいる、ということで・・・
前日記では「35歳独身限界説」に否定的な意見のサイトを紹介してしまったが、肯定するサイトも紹介しておこう。
http://d.hatena.ne.jp/takeover67/20091107/1257558922

で、昔だけではなく、今も独身者は「精神的に幼稚で劣っている」と見られることもあるようだ。結婚(というか子育てのほうがもっと大変だとは思うが・・・)は人間を成長させる、というのも事実だろうが・・・
ま、やはりいい歳して結婚してない人は「負け犬」「劣っている」と見られてしまうのが現実かもしれない。
http://plaza.rakuten.co.jp/zuttosuteki/diary/200912080000/

そう、「35歳独身限界説」とは関係ないが、今でも独身者はやっぱり肩身が狭そうだ・・・
http://katakana397.blog109.fc2.com/blog-entry-8.html

けど「独身者VS既婚者」になってしまうと、なんかギスギスして働きづらそうである。
35歳以上の独身者は既婚者をなんとなく避けるようになるかもしれない。
まあ、女性同士だと、独身者と子持ち既婚者は個人的付き合いでは話題も合わず、距離を置くことになるのは、今に始まったことではないだろうが・・・

既婚か未婚かでお互いに敬遠してしまうのも仕方ないことなのか・・・

ところで、勝間さんは「35歳は、あくまで妊娠の可能性の高低基準。」「ハズレくじを引くなら、シングルのほうがマシ。」とも言っていたらしい・・・
http://ameblo.jp/miyabi1226/entry-10433639269.html
そう、個人的には、勝間さんは至極まともなことを言っているのである・・・やはり「35歳独身限界説」は目立つために(売るために)、ちょっと過激な表現をしてみた、というところかもしれない。

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余談

少なくなったとはいえ、「オタク」がまだまだマイナスイメージで捉える人がいるように、「いい歳した独身者」もまだまだマイナスイメージで捉えられてしまうようである。

「だから、オタクは・・・」と見下すように、「だから、(いい歳した)独身者は・・・幼稚で大人になれない」と見下す人も多いのかもしれない。

「オタクは気持ち悪い、社会性がない、劣っている」という人がいるように、「いい歳した独身者は幼稚で劣っている」と、ついつい独身者を偏見で蔑視してしまう人がいるようである。これは同じ構図かもしれない。

>ま、ほかの人の生き方を蔑視し、自分の生き方が上等で正しいと自信持てるってある意味幸せな人かもしれないが。

さてさて、ちょっと昔は「だから、女は・・・」「女性は論理的思考ができない。視野が狭い。頭の出来が男性より劣っている」というような女性蔑視もあったり、
あるいは子供がいない人も「だから、子供がいない人は・・・幼稚で大人になれない」と、今、独身者に言われているようなことで、蔑視されていた。

けど、今はさすがに「女性」や「子供がいない人」を公に批判し、マイナスイメージで捉えたり、見下されることはかなり少なくなっただろう。

だって、それをしたら、ちょっと知性や常識を疑われ、それをした方が無神経な「人間的にちょっと問題あり」と思われてしまうだろうから。

というわけで、「オタク」や「独身者」を蔑視することも、いずれは、「女性」や「子供のいない人」を蔑視するのと同じように、非常識な行為となる日もくるかもしれない。


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