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なぜオタク趣味だけ標的にする? [雑記]

大学で教鞭をとっているあるプロの作家さんが……ゼミの学生について、『アニメやゲームやお絵かきやコスプレをし、ウェブ上へ画を持ち寄って、ひたすら褒めあう』と言い、『驚くほど幼い』『傷つけあわない同盟』と揶揄していた。

なぜ「アニメ、ゲーム、漫画(お絵かき)、コスプレ」だけを指す?
趣味の発表の場であれば、批評はしないのが普通だ。

私も参加したことがあるが、アマチュアのピアノ発表会もそうだ。
もちろん正直な感想を募る場のピアノ同好会やサークルもあるかもしれないが、多くの会ではマイナスの批評はNGだ。
もちろん、ピアノの発表会(演奏会)だけではないだろう。ほかの楽器の演奏会、絵や書道などの展覧会も、仲間内で褒めあい、めったに批判しないのではないだろうか。

だから、ネットにイラストをアップして、仲間内で褒めあって、楽しむことについて、
「幼稚」「傷つけあわない同盟」と言うのであれば、ほかの趣味の発表会の場も同様である。

もちろん、正直な批評が欲しい人は、不特定多数の感想も受け付けるだろうし、
褒められて、それを100パーセント素直に受け取る人は少ないだろう。悪いところや、もっとレベルの高い人と比べたら下手であることは、自分でもわかっているだろう。

漫画を描いていた頃・・・昔、ある編集者から「よく、これでプロやってたな」という講評をもらった。それしか書いていなかった。
今でもその編集の名前、忘れていない。(昔、ちょっとだけ商業誌に漫画を描いたことがある)

褒められたことよりも、けなされたことのほうが心に残る。
仲間内でぎくしゃくしたくないのは、アニメ、漫画、ゲーム、コスプレなど「世間でいうオタク趣味」の人たちだけではない。多くの一般の人たちも同じだろう。
趣味の場において、マイナス批評NG、仲間内で褒めあうのはよくあることだ。漫画やアニメ、ゲーム、コスプレに限らない。

なのに、漫画、アニメ、ゲームなどオタク趣味だけ標的にして、揶揄する・・・こういうふうに、オタク趣味をなんとなく下に見る人って、まだまだいるんだな、と思った。


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