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原発(その7)情報操作 [原発・被曝関連]

原発関連で気になったことを書き綴っていきます。

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4月20日

朝日新聞の、原発に対する世論調査を話題にしたが(現状維持53%)・・・
ロイターのアンケートでは
計画通り、原発を増設 (21033 票, 15%)
計画を見直し、原発を減らす (29082 票, 20%)
原発を全廃 (93506 票, 65%)

時事通信社掲載のアンケートでは
72%が原発は減らしたい、とのことらしい。

朝日新聞の調査とはまたえらく離れた結果である。それでも、朝日はちょっとずつ論調が変わってきているようだ。


ところで・・・テレビはやっぱり「原発推進」側へ肩入れしている?

フジテレビで、福島原発事故のため、別の地方へ避難した中学生たちを取材し、「原発についてどう思うか」というような質問をしていた。そして「意外な答えが」ということで、中学生達は「原発は必要」「原発があってよかった」「原発の人を責めないで欲しい」みたいなことを答えていた。5人の中学生が5人ともそう答えた。

が、注意しないとならないのは、この中学生たちの親は原発でお仕事していて、原発で自分たちの生活が成り立っていたわけで、そういった中学生ばかりを集めてインタビューしていたということだ。

ならば、最初に「この中学生達の親は原発で働いていた」ということを予め視聴者に強調しておくべきなのに、そういうところは中学生の答えの中だけで、さらっと流し、「子ども達はむやみに原発反対とは思っていない」ことを伝えていた・・・「原発周辺の中学生には、生活のひとつとして原発があり、将来設計のなかにも原発があり、不安を抱えながらも、やはり必要だという考え方がありました」と。

いやいや、ならば、親が原発で働いている子どもだけではなく、親が農業漁業畜産業をやっている子どもにも聞くべきだろう、「原発をどう思うか」と。
今回、放射線汚染で仕事を失った、生活の糧を破壊された農業漁業畜産業をやっている親の子ども達は「原発反対」と答えただろう。

やはりテレビの「情報操作」を感じる。この間の「朝まで生テレビ」(ホリエモンや勝間さんが出ていた時)にもそれを感じたが・・・

なので、改めて、テレビだけから得る情報は危険かもしれない、と思ってしまった。(もちろんテレビ情報の全てを否定しているわけではない。100パーセント信用はできないということで)

http://kayashi.blog.so-net.ne.jp/2011-04-17でも触れたが、「この程度の放射線量ならば大丈夫」とテレビで繰り返し訴えていた東大の教授・・・しかし、当の東大では、そのとき換気扇を止める(放射線外気を入れない)指示が出ていたという・・・福島から遠く離れた東京(もし「大丈夫」であれば、それこそ東京の放射線の量など高が知れているだろうに)の最高学府が、そういうことを行っていたのだ。
つまり、東大では「大丈夫かどうかは分からない」、少なくとも「被曝しないに越したことはない」と考えていたということだ。

こういったことを含め、ネット上でいろいろ情報を発信していた中部大学教授の武田邦彦氏の著書が出ている。
「偽善エネルギー」


とにかく、いろんなところから、いろんな人の情報を得たほうが良さそうだ。

ネットで節電を訴えていることについて、ネットも「電気」を食っているというツッコミを聞くけれど、テレビがいまいち信用できない今、ネットで情報を集めることは有効だと思う。(もちろんウソの情報もあるだろうが・・・)

ま、私もできるだけ節電を心がけつつ(昨日はPCを起動せず、ネットもお休みしたぞ)、ネット含め、いろんなとこから情報を拾い、気になったものは発信していきたいと思う。


ところで東電、従業員を削減し、給与もカットするんだとか・・・
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110420-OYT1T00018.htm
他の人も言っていたが、「まずは役員、トップ達から切れよ」と・・・私もそう思う。

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がんばれという言葉(・・・と節電) [社会・ニュース]

(加筆あり)

東日本大震災について。
「がんばれ」というのは禁句なのだな、と思った。
私だって、もし被災者で下記で紹介する人と同じ立場であれば覚めた目で、その言葉を聞くだろう。しかもテレビで毎回聞くことになれば、うざいと思うかも?だとすると、やっぱり「放っておく」のが良いのか・・・?

ただしCMなどの「がんばれ日本」は、沈みがちな日本全体に対して言われている言葉であり、被災者に対して言われているのではないと思う。
海外からの支援もありがたいと思うし、皆で支えあおうという気持ちはやはり大切だとは思う。

http://news.nicovideo.jp/watch/nw50576より転載
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●頑張れとか復興とかって、多分、今言うことじゃない。

頑張ろう、頑張ろうって言うけど、
家が流されたんだよ?と、福島の兄に電話したら、言われました。

おまえ、ちゃんと分かってるの?
超つらいとき、「とりあえず帰りたい、もう帰りたい」っていう、あの帰る家がね、全部流されたんだよ。

俺、もう、家ないの。
明日も頑張ろう!って決意するような場所がね、ないわけ。
今日も疲れた―!ってドア開けてホッとするような所がね、

全員、一瞬にして、心の準備もなく、いきなり11日から消えたわけ。
おまえ、家ないのに頑張れる?

服も漫画も、化粧道具も、アルバムも、大事にしてたもんも、全部いっきに無い。
よし、頑張ろう!って思える?

すげぇ言われてるんだけど、CMとかで、頑張れ頑張れとか。
ちょっと気を許すと、「一緒に頑張ろう!1人じゃない!」とか言うわけ。
いや、おまえら家あるじゃん?そのCM撮ったら家帰ってるじゃんって。

仕事もあるじゃんって。
おれ、船、なくなったんだぞって。
多分、漁師はもうできないと思ってる。
もう、なーーーんもない。

どう考えたら、今、頑張れるんだよ。
ちょっとでも頑張れる何かが、今、俺たちにあるのか?

「いや、今はこっちで頑張るから、おまえらは1年ハワイでゆっくりしてきな」とか言われたい。

「おまえらが帰ってくるまでに片づけとくから。家も建てとくから」とか言われたい。そしたら、俺だって頑張るよ。

毎晩、うなされるし、夜いつまでも眠れない。
流された人を何人も見た。
顔見知りも流された。

その頭にある映像を何回も思い出す。
そのたび、津波がこうくるって分かってたら、あの人を助けられたかも、とか。
時間が戻せたら、隣のおばあちゃんちに寄ってあげたかった、とか。
1人でも助けて英雄みたくなったら、まだやる気が起きたかな、とか。

俺、1人で逃げてきたわけ。
誰も助けなかった。おばちゃんとか、何人も追い抜いて逃げた。重そうなもの持ってる人とかもいたのに。
もう100万回くらい、100通りくらい後悔している。

4日目にやっと町に行っていいと言われて、どっから手をつけていいかわからないどころか、いっそもう何もしたくなくなるような町だった場所を見て、ここを復興だなんて、微塵も思えない。今も。

蓋をしたい。見たくない。
町を見ると、死にたくなる。
自分の人生は、もう終わったなって思うよ。

こっからは、もう、どう頑張っても金持ちにもなれないだろうし、家だって、もう、二度と持てる気がしない。何も希望なんかないよ。

そんな俺たちがさ、避難所で、CMでアイドルや俳優を見てさ、「一緒だよ、1人じゃない」とか言われるたびに、ああ、あの世界は自分たちとは、もう全然違ってしまったんだと思う。
家がある人の言葉だなーと。安定してるなーと。
そんなCMとかして充実もしてんだろうなーと。

家が流されてなくてさ、帰る場所があって、仕事があって、地に足が付いてる人が、すげぇ神妙な顔で、お洒落な服で、こっち見て何か言ってるな、と。

おまえに言われたくないと。ほんとに。何も言わないでほしい。大丈夫なわけがない。

おまえらに大丈夫だよ、とか言われても、大丈夫なわけがない。
どう見たら、この状況が大丈夫になるのか、胸倉つかんで聞いてやりたい。

でも、怒る元気もない。やる気もない。

ボランティアや取材のやつらも来て、色々写真とか撮って、「実際みると、テレビとかとは全然違いますね」とか言ってて、数日たったら「元気出して頑張って!」とか言って、自分たちの家に帰っていく。
正直、復興なんてクソ喰らえだと思うよ。

「何か、できることある?」
何を言っていいかわかんなくなって、兄に泣きながら聞いたら、「正直、不幸になってくれたら嬉しい」と言われた。

「俺たちを幸せになんてふざけたこと思わないで、俺たちの分、そっちもみんな不幸になってくれたらなー」と言われた。

「俺たちを想って歌とか作られても今は不愉快だから、
東京も全部流されて、それでも「頑張ろう」って言われたら、頑張るよ。その人の歌なら聴く。

知らないやつに、馬鹿みたいに「頑張って」とか「大丈夫」とか言われると、今は正直、消えてほしくなるよ。

募金は嬉しいよ。で、ボランティアじゃなくて、ビジネスで、仕事として、町を復興に来てくれた方が、こっちも気兼ねなく色々頼めて気が楽。
正直、ボランティアに「ありがとう」とか言うのも苦痛。」と。
兄と電話で話してから、テレビを見てたら、すごくモヤモヤしてしまって、増田に書きなぐりました。

※編註:「増田」とは「はてな匿名ダイアリー」のことです。

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転載終わり。

想像はできる。私が同じ立場だったら、何も希望が持てず、早く楽に死ねたらいいなあ、もう終わりにしたいと思うだろう・・・なんで生き残ってしまったんだろう、と思うだろう。励ましも慰めも雑音に聞こえるだけかもしれない。

そしてそういった声がけ、応援メッセージは、被災者を疲れさせたり、苦痛にさせたりすることもあるのだから、難しい。

ある漫画家は「キレイ事と酔った言葉は好きじゃない」と言っていた。
黙って、自分にできることだけをやる、のが一番なのかもしれない。

でも、現地に赴き活動しているボランティアの方々は本当に偉いと思う。
生き残ってしまったからには、支援はありがたいと思う。
動ける人から動き、復興に向うしかない。
いつまでも水道やガスや電気が使えないのは困るだろうし、道路も通れるようにしないと物資が運べない。
「がんばれる人」は貴重で、ありがたい存在である。そういう人には言葉だけの応援も力になるかもしれない。

ところで、他の人を助けるため自己犠牲になった人のニュースや新聞記事を目にし、偉いなあと思う一方で、自分が助かるだけで精一杯だった人にとっては、ああいった記事も辛いのかもしれない。「あの人は自分を犠牲にできたのに、自分はできなかった」と。

そして、がんばっている人を褒め称え紹介するニュースや新聞記事なども、がんばることができない人にとっては苦痛なのかもしれない。


さてさて・・・
石原都知事も「東京が貧乏になっても、国のために、がんばろうではないか」「ぜいたくをやめよう」と言っていた・・・(しかし、息子さんの話によると、震災の前だろうけれど、都知事はスポーツカーを買ったんだとか・・・いやいや、本当にぜいたくをやめることができるのか~)

・・・私もできるだけ生活を質素にし、これ以上のものを求めないようにしたい。いや、やりたいことをやりつくした感もあるので満足なのだ。とくに希望も夢もないし、欲しいものもないので、できるだけ縮小していけたら、と思う。(もちろん、夢や希望のある人はこれから先もがんばってほしいと思う。そしてそういった人たちは自粛せず元気にやりたいことをやってほしいと思う)

「縮小していこう」というと「後ろ向きだ」と悪く受け取られるが、人間、皆が皆、「成長、もっと豊かになること」を望んでいたら、破綻しそうな気がする。(もちろん、上昇志向の人も大切だ。そういう人がいなかったら、社会はとことん落ち込んでしまうだろうから)

ただ、せめて、地球の資源を消費し、足りないと言われる電力を消費することに、申し訳なさを感じ続けたい。火力発電だって、石油や石炭を消費しているのだ・・・(ありがたさと一緒で、申し訳なさもついつい忘れてしまう)

バブル時代は、節約やエコを唱えると、バカにされる風潮があった。今は多少違うだろうが、それでも消費しないと経済が停滞すると言って、消費することを良いことのように捉えられている・・・でも、それでいいんだろうか、とも思う。

ま、電気だけはさすがに「節約しろ」と世間様も唱えている。

他者に対してあれこれ言うことは控えたいが、電気を贅沢に使っているとなれば、やはり「節電しろ」と私も思う。(そういう自分も、電気を使い、PCを使っているが・・・ま、それでも以前よりは、PCを起動することをできるだけ控えているので、許して欲しい・・・こういったブログなどを書くのは、私の数少ない趣味なのだ・・・)

節電といえば・・・こんなことを思った。

「しょうけい館」=戦傷病者とその家族の労苦を伝える・・・戦傷病者本人とその関係者の証言、歴史的資料、書籍、情報を収集し、保存、展示し、後世の人に伝える国立の施設に行ってきた。
無料だ。

しかし、ほとんど人がおらず、人がいないところにも、煌々と電灯がつけられ、映像DVDも流され、あらゆるところが「電気のつけっぱなし」であった。人がいないのに電気がふんだんに使われている・・・ほかでは節電で不便な思いをしている人もいるのに・・・と、心に引っかかった。

戦中戦後、貧しく大変な思いをした人たちの証言や関連の品々を、たくさんの電力を消費しながら閲覧するのが心苦しい。
真夏は冷房も使われるだろう・・・ほとんど人(客)がいない広い部屋に。

そして、国立の無料の施設=厚生労働省からの委託で財団法人日本傷痍軍人会が運営している・・・ということは税金で運営されているということで・・・

後世の人に伝えることは大切だが、それならば、もっとほかに効率の良い税金の使い方があるのでは、と思った。税金の無駄遣いはもう許されないのだ。税金はまずは被災者の救済と復興に使われるべきで、足りない分は、とにかく無駄を省き、優先順位の低いどこかを削るしかないのだ・・・

「しょうけい館」はどうなのだろう、と思った。ほとんど人がいない、そしてそんなところにも電気がたくさん使われている・・・のだ。後世に伝えるのに、もっとほかにやりようはあるだろう。

(それに、やっぱり・・・厚生労働省から天下り官僚が甘い汁を吸っているのでは、と思ってしまう。仕事量に見合わない高い報酬を得ているのでは、と。それらの報酬は全て血税から出ているのだ、と)

渡されたアンケートには「もっと節電をするように」「人がいないのに、映像DVDをずっとつけっぱなしというのはいかがなものか」「冷房で電力をさらに使うことになるだろう真夏はもっと休館日を増やしてはどうか」など意見した。

ということで、公の美術館や博物館なども、真夏は休館日を増やし、冷房などの電力消費を抑えて欲しいと思った。

え?文化が停滞する?

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原発(その6)原発推進派の意見と疑問点 [原発・被曝関連]

4月10日
今日は都知事選だ。石原さん当確のようで・・・そんな石原さんは「ぜいたくを我慢し」とも言っていたっけ。ま、公金をぜいたくに海外視察に使った石原さん、もう一歩、進めて、原発から離れよう、と言って欲しいところだが、石原さんは原発推進派・・・経済優先は譲れないようだ。

ところで、原発推進派の石原さんがこれだけ票を集めたということは、都民は原発推進派が多いのか?とも思ったが・・・石原さんは原発推進派であることは私はネットからの情報で得たが、ネットをあまりやらない年配の方はそういったことも知らないかもしれない・・・あるいは原発のことよりも、もっとほかに重視した点があったのかもしれない。

なんだか「経済優先か、それとも、脱原発か」と2択しかないような考えになってしまっているが・・・

まずは経済立ち直らせ、その後で長い時間をかけて原発をなくしていく方向に努力してみる、無駄な電力は使わない、節電は続ける、というのが理想的だろうけれど、おそらく長い時間をかければ、この事件の痛みも風化し、「やっぱり原発をなくすなど非現実的。安全性を高めればいいのだ」という声が勝っていくのかもしれない。

が、その安全性とやらは・・・信用できるのだろうか。
きっと、またいつか「想定外」「人為的なミス」が出てきて、取り返しのつかないことになるのかもしれない。

そこで原発推進派?の記事を紹介。
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51693454.html

やれやれ・・・ほりえもんと同じ「自動車事故」を例にし、今回の原発事故を「さわぎすぎ」とし、「犠牲者は出ていない」「自動車事故の死亡者のほうが多い=自動車や石油火力のほうが原発よりも危険」との主張・・・

ただし、その記事に対して、他の方からのコメントに「なるほど、そうだ」と共感するものがあった。
15番の方のコメントだ。以下、転載。

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原発の事故を怖いものにしているのは、「不確定」要素が非常に多いということではないでしょうか。
車と衝突すればどんなことになるなんてすぐ想像がつきます。
その車を動かしている化石燃料は燃焼させることによる熱エネルギーですが、人が火を使ってもう千年の単位で時間が過ぎています。
しかし、原子力はその原理となる核分裂が発見されたのはたったの70年前です。
現に初期の研究段階では多くの人が被爆して白血病で亡くなっていますし、”分からないことが多いこと”に問題があるのではないでしょうか。
さらに、自動車事故のように一発で死亡してしまうものよりも、じりじりと蝕んでいくような放射能はより、人間の精神に対する負荷が大きいように思います。

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転載終わり。

そう、原発は「不確定要素」があまりに多く、大事故になれば、自動車事故や火力発電事故と比べ物にならないくらいに被害があるのでは?と思ってしまう。

ただ、20番の方のコメントにも頷かされるところが多かった。
以下、コメント抜粋転載。

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池田さんの投稿の趣旨は「自動車の死亡事故数を例に出すなら、同じく各エネルギーに関する死亡数で比較しないとapple to appleの比較にならない」、という事ではないかと思うのですが。それなのに起きていない潜在リスクとか別の要素を入れては議論が混乱するのでは。

あと、あまりコメントの議論に挙げられていないが、地震による千葉県市原市、宮城県仙台市での石油コンビナート爆発火災、気仙沼市での大規模火災は皆さんどう評価なさるのでしょうか。今回の原発被害に比較して特に気仙沼の火災はおそらく、地震と津波でも生き延びた人にかなりの被害を与えた可能性があります。おそらくは漁港の燃料タンクからの重油が延焼した可能性が高い。
もし千葉のコンビナート火災が津波による石油流失を伴うものだったら?
おそらく市原市は壊滅したでしょう。東京湾ではまず津波は起きませんけどね。

原発の最悪の事態での潜在リスクを議論するなら同様に火力発電での燃料の流失と延焼という最悪リスクと比較しないと意味がないと思います。

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転載終わり。

最悪リスク・・・原発と火力発電、広い範囲に影響を及ぼし、想定外のことが起きそうなのが原発という気がする。放射線という目に見えないものとの闘いは厄介だと思う。

さてさて、原発は「コストが低い」「クリーンエネルギー」と言われるが、「使用済み核燃料棒」の処理代を考えれば、コストが低いなどとは言えないのではないか、と。

聞くところによれば、プルトニウムの半減期を思えば永遠といっていい時間、冷却し続けないとならず、地中深く埋めたとして、ほんとうに大丈夫なのか?埋めることができる場所でさえまだ未定なんだとか?冷却し続ける?もし何かの事故で冷却し続けることができなければ、放射能が漏れ、土壌を汚染することになるのでは、と。

クリーンエネルギー?どこが?・・・と素人の私は思う。

二酸化炭素による地球温暖化問題もそんなに問題ではない。だから原発を、ということで、温暖化問題は原発推進派に利用されている、とも聞く。

また、今週発売のアエラによると、日本全国の原発をすべてなくしても、必要な電力は供給できる、との記事ももあった。

そして、こんな記事も見つけた。
http://www.asyura2.com/11/genpatu7/msg/109.htmlより、以下、抜粋転載。

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東京電力は明日から計画停電を実施する様です。
その根拠が、なんでもピーク値 総電力需要が  41,000,000 kW で
発電可能電力が  31,000,000 kW  だそうです。 

差し引き10,000,000 kW の不足でこれを放置すると首都大停電で終始の着かない事態が生じるそうです。

早速、検証してみましょう。 

東京電力火力発電所
川崎火力発電所    1,500,000 kW 1系統3軸 熱効率59% 2号機150万kW建設中
横浜火力発電所  3,320,000 kW 2機 2系統8軸  
南横浜火力発電所   1,150,000 kW 3機
東扇島火力発電所   2,000,000 kW 2機
品川火力発電所    1,140,000 kW 1系列3軸 コンバインドサイクル発電方式
大井火力発電所    1,050,000 kW 3機
千葉火力発電所    2,880,000 kW 2系列8軸 Advanced Combined Cycle方式
五井火力発電所    1,886,000 kW 6機 一機はガスタービン
袖ケ浦火力発電所   3,600,000 kW 4機
姉崎火力発電所    3,600,000 kW 6機
富津火力発電所    5,040,000 kW 4系統 20軸 MACC方式
鹿島火力発電所    4,400,000 kW 6機
常陸那珂火力発電所  1,000,000 kW 2機 2号機100万W稼動中?
広野火力発電所    3,800,000 kW 5機

火力現役総発電量 1 ★ 32,766,000 kW 39機 10系統 42系統

東京電力原子力発電所 は以下です。
柏崎   2 ★ 4,912,000 kW 7基(2,3,4号は定期検査中)
福島第一       
福島第二  

東京電力水力発電所 は以下です。

阿武隈川 11,700 kW 3ヶ所
信濃川 2,861,760 kW 37ヶ所
阿賀野川 35,730 kW 12ヶ所
那珂川 915,010 kW 6ヶ所
利根川 3,728,720 kW 57ヶ所
相模川   905,990 kW 13ヶ所
酒匂川 53,390 kW 10ヶ所
早川     10,600 kW 5ヶ所
富士川   148,430 kW 18ヶ所
川田川      50 kW 1ヶ所

総水力発電 3★ 8,671,380 kW 162ヶ所

協力発電所は以下です。 
鹿島共同火力 4★ 1,050,000 kW 3機 (他に1機停止中)住金伏生ガス+低硫黄重油


総計するとどう見ても 現役総発電量 は

総火力   1・ ★ 32,766,000 kW 39機 10系統 42系統
総原子力    2・ ★ 4,912,000 kW 7基
総水力   3・★ 8,671,380 kW 162ヶ所
協力   4・ ★ 1,050,000 kW 3機

東電総発電量 2・ ■ 50,029,542 kW 228ヶ所
最大電力需要が  1・ ■ 41,000,000 kW で、どうみても東京電力の発電可能総量は予想需要よりも9,000,000 kW ほど余裕が在りますよね?

ーーーーーーーーーーーーーーー
転載終わり。

ということで、ほんとうに原発がないとやっていけないのか?と、いまいち、東電の発表も信用できない。
そして、原発推進派の「原発をなくすのは不可能。電力が足りない。経済的にやっていけない」という意見も、本当にそうなのか?と。

そして、原発推進派からよく言われる「原発はコストを低く抑えられる」との意見。

だけど、使用済み核燃料棒の処理の件、そして、大事故がおきれば、「コストが安い」などとは言ってられない。今回の原発事故による賠償、補償額はどれほどのものになるのだろう。損害は計り知れない。

「だから大事故を起こさないように、安全性を高めるのだ」と言うのだろうが、4月7日の余震で福島ではなくほかの地域の2箇所の原発の電源が故障したのだから、どこまで安全性とやらを高めることができるのか、とも思う。

○以下、毎日JPより転載、抜粋
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◇電源トラブル拡大

 東北電力東通(ひがしどおり)原発(青森県)は、7日午後11時32分の余震発生直後、県内の広範囲にわたる停電の影響などで、2系統あった外部からの送電が止まった。直後に非常用ディーゼル発電機1台が起動し、使用済み核燃料プールの冷却は維持された。8日午前3時半には、外部電源1系統が復旧した。定期点検中で運転しておらず、外部に放射性物質は漏えいしていない。

 ところが同午後2時前、運転中の非常用ディーゼル発電機から軽油が漏れ出して故障。全部で3台備えているが、別の2台は検査で使えない。今後、再び地震による停電などで外部電源が遮断されれば、電源車で対応するしかないという。

 東北電力女川原発(宮城県)は余震直後、停電のため3系統ある外部からの送電のうち2系統が止まった。1~3号機は3月11日の震災後、運転していなかった。1系統残ったが、強い揺れで使用済み核燃料プールの計器が誤作動して自動停止し、一時、プールの冷却ができなくなった。結局、機器に損傷はなく、約1時間後、手動で冷却を再開した。

 しかし、原子力安全・保安院によると、女川原発1号機の非常用ディーゼル発電機2台のうち1台が4月1日の点検で故障していたことも判明。不安要因をぬぐい去ることができずにいる。

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転載終わり。

さて、ソフトバンクの孫さんもいろいろと発言されているようだ。
http://itlifehack.jp/archives/4444909.html

被曝による影響、健康被害も分からない。
この程度の線量ならば、この程度浴び続けても、食物をして摂取しても大丈夫と言われる一方、本当にそうなのか、との疑問の声もある。
もちろん、「直ちに」に健康を害することはなくても、この先、将来どうなるのかが分からない。

原爆の被爆と原発の被曝は分けて考えないといけないが・・・
原爆の場合・・・同じ場所にいた姉弟が、被爆し、一時脱毛などの症状が見られ、その後は回復したように見えたが、弟は5年後に、姉は20年後に白血病で亡くなったという話を聞いた。被爆当時、弟は5歳、姉は13歳だ。

同じ場所にいて、おそらく同じ線量を浴びたであろう、そして姉弟なので似た体質=「似た遺伝子」であったであろう・・・それでも、15年の時間差が出たのだ。時間差はおそらく、弟はまだ5歳で体も小さかったため、姉は弟よりも体が大きかったためなのでは、と推測してしまう。
放射線の子どもに対する影響は計り知れない。

そして、この姉弟は「直ちに」死ぬことはなかった。弟は5年、姉は20年、生きたのだ。

仮に原発事故で、被曝したとして(とくに、体内に吸い込んだ、摂取したなど内部被曝が怖い)、数年~数十年後に病気になり、死亡したとしても、おそらくそれは「原発の被曝による死亡」とは認められないのかもしれない。

被曝しなくても、体質的にそうなる運命だったのだ、と言われるのかもしれない。
数十年後であれば、それは老化による病気だ、それは被曝のせいではなく、他の生活環境も影響して病気になったのだ、と言われるだろう。

原爆と原発は違うけれど・・・放射線による被害ということで・・・
今現在、原発の被曝による死亡者はいない、と言っているが、何年か後のことは分からない。


そして・・・なんといっても、被害者・犠牲者=死亡者、としか考えていないというのが・・・なんとも・・・

もちろん原発だけが危険なのではないのは承知しつつ、それでも大事故が起きたときの影響力は大規模で、たとえ死亡者が出なかったとしても、原発周囲に住んでいる人々の生活は破壊され、海外の方にも迷惑をかけたり・・・マイナス面は計り知れない。

自動車にしろ、火力発電にしろ、原発にしろ・・・利便性と引き換えに、どの程度のリスクを許容できるのか・・・なのだろう。原発のリスクは計り知れないところもあり、やはり大きすぎる気がする。

ほか、こんな記事も気になった。
○「原発事故の元凶は天下り官僚にあり」
http://socialnews.rakuten.co.jp/link/%E5%8E%9F%E7%99%BA%E4%BA%8B%E6%95%85-%E5%85%83%E5%87%B6%E3%81%AF%E5%A4%A9%E4%B8%8B%E3%82%8A%E3%81%AB%E3%81%82%E3%82%8A%EF%BC%81
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/2342

・・・規制する側が規制される側に取り込まれるシステム・・・規制が機能しない・・・そして、きっと天下りはなくならないのだろう・・・
そのまま、原発を民間企業が管理、運営するとしたら、また同じような事故が起きるかもしれない。


○「原子力安全神話はいかにして作られたか」
http://onigumo.kitaguni.tv/e1790505.html
http://nicoasia.wordpress.com/2011/03/29/%e5%86%85%e6%a9%8b%e5%85%8b%e4%ba%ba%e3%80%8c%e5%8e%9f%e5%ad%90%e5%8a%9b%e5%ae%89%e5%85%a8%e7%a5%9e%e8%a9%b1%e3%81%af%e3%81%84%e3%81%8b%e3%81%ab%e3%81%97%e3%81%a6%e4%bd%9c%e3%82%89%e3%82%8c%e3%81%9f/

・・・たしかに、国民も騙されたと被害者面をしないで、もっと疑うべきだったのかもしれないが・・・でも、素人がどうやって技術的な話を理解したらいいのだろう?
私も安全神話を信じていた・・・
原発反対者は「お前は電気使うな」「経済が成り立たない」「非現実的、理想主義者」と言われていた^^;

「騒ぎすぎだ」と言う人がいるように、まだ被曝による死者は出ていない。(これから先は分からないが)

それでも原発は危険なものであり、安全神話は信用できないのだというのは分かった。

そういえば、大東亜戦争も・・・豊かになるために、中国(満州)に手を出し(侵略し)、アメリカにとやかく言われた時には引くに引けず、そのまま戦争につっぱしってしまったようで・・・情報を持たない無知な国民はメディアに煽られ、「戦争万歳」な雰囲気だったと聞く。
戦況が悪くなり、さすがに「これはおかしい。負けるかも」と気づいたときには、誰も疑問を口にできなくなっていたし、負けたときのことなど考えたくもなかったのかもしれない。あるいは「負けるはずがない」と信じきっていた人も多かったのかもしれない。
そして、最後には核を使われ、多くの犠牲者、被害者を出し、街は破壊されたんだっけ・・・

では、もう一度、ここを紹介。
http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html#page17

この事故を教訓に本当に「安全性が高まる」のか?
ま、民間企業が原発をそのまま管理運営し、監視し規制する国側から天下り官僚を受け入れている限り、原発は大変危険だ。これだけは素人ながらに思う。

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池上彰ネタ [社会・ニュース]

4月10日
というわけで池上さんが気になる今日この頃・・・あの「お皿ハゲ」はやはりそのままなのか、カツラをつけることはないのか?・・・そう、あのお皿ハゲが大きくなっても、きっと気にしない池上さんなのだ。そんな池上さんを尊敬もしている。

いや、もしかしたら、気にしていて、実は、育毛剤、発毛剤をつけているかもしれない、マッサージもしているかもしれない・・・
しかし、そんなことはしていないだろうと思わせる池上さんなのである。

それに較べて・・・原発事故関連ニュースで見かける「あれは、やっぱりカツラだよな~」という不自然な髪型をしている「原発関係者」を見ると、「カツラをつけている余裕があるのだな・・・」と思ってしまう。というか、今、この非常時にカツラをつけている暇があるのか~とツッコミも入れたくもなる。

それにつけても、どう見ても「あれはカツラだ」というような頭をなぜするのか・・・「私はハゲを気にしています」「私はハゲ気味なんです」と声高に叫んでいるようなものだ。不自然なカツラほど、かえって人々に「あの人はハゲ」と印象を強めてしまい、「ハゲ」を強調してしまうことを、なぜ分からんのだ?

ああ、そこで「池上さんを見習え」と思ってしまうのだ。

池上さんならばきっとこう諭すであろう・・・「ハゲを気にしている暇があるのならば、勉強しなさい、本を読みなさい、調べなさい、考えなさい」と。

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4月7日
この間の「池上彰さんの番組」のCMで流れていた「番組打ち合わせシーン」で、池上さんが「オレは・・・」というのを聞いてから、池上さんが気になる今日この頃。(それとも私の聞き違いか?)
いや、意外だ~っ、あの礼儀正しい池上さん、普段は「オレ」・・・なのかあ~、と。

後ろの「お皿ハゲ」もなんのその・・・普通、テレビに出る人であれば、あそこにひょいとカツラをのっける人が多いだろうに、ハゲもそのまま自然体・・・そんな知的で礼儀正しいそんな池上さんが「オレ」などと・・・

・・・と、くだらないつぶやきも、つい長くなってしまう・・・
(マジめで堅~い話題がずっと続いているので、つい下らないことをつぶやいてみたくなったのだ)

今現在、気になる人、話題にしたい人、惹かれる人は・・・もちろん勝間さん、で、ぐっと下がって田母神さん。
さらにぐっと下がって、ほりえもん、石原都知事など・・・この辺は「普通は言わないだろうという面白い失言」をするので・・・(なので、よく言えば正直で憎めないキャラではあるのだけど^^;)

この濃い肉食系キャラの中に、まさか草食系の池上さんが浮上してくるとは・・・いや、案外、濃いキャラかもしれない池上さんに、ちょっと注目している。まだテレビに出るみたいだし。
(やっぱりテレビの影響力は大きいので、池上さんみたいな人はテレビで活躍し続けて欲しいものだが・・・)

原発(その5)これからどうしたら・・・ [原発・被曝関連]

補足(4月25日)
・・・この下の記事を書いていた時点では、まだ私は「原発なしでやっていけるのか?」と思っていた。

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4月6日
原子力安全委員会と原子力安全保安院を混合していた・・・同じ組織だと勘違いしていた。
ということで、今まで原発について書いていた記事も混合していました。申し訳ありません。

というか、こういった原子力関係の公の組織が複数あって・・・一本化していないがための弊害もあり(情報が一本化されない)・・・こういったところに無駄な公金が使われていたんだなと、改めて、ガックリ・・・

安全神話を、誰もが信じ、「そんなことが起きるはずがない」ということで、最悪の事態が起きたらどうするかということも考えてなかったということで・・・
最悪の事態になってから、「想定外だ」と言ってドタバタし、後手後手にまわる。
原子力に対する安全対策って、杜撰だったのだな、と恐ろしくなる。

で、その原子力安全委員会と原子力安全保安院が統合され、強化するとのこと・・・
いや、それよりもまず原子力事業を、「利益追求する民間企業」から国へ移してほしいと思ったが、それが難しいから、↓こういった組織を設置しようというのか・・・


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