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人間そんなに都合よく生きられない [人生・生き方・生活・人間関係]

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昨日、撮った大寒桜です。
さてさて今日は何だか朝から疲れてしまい、午前中いっぱい休んでしまった。気兼ねなく休める環境に、ホッとする。この頃、ますます体力落ち。

けど、小さいお子さんがいる家庭では、そんなわけにいかないだろう。とくに赤ちゃんの時は24時間365日休みなし。睡眠時間も2時間とか、ほとんどとれない。(ま、赤ちゃんによって違うのだろうけど)
もちろん、赤ちゃんの面倒をみるママはちょっと疲れた程度で休めない。

ま、本当の病気になってしまえば、子どもにウイルスや菌を移すわけにもいかないし、周囲もサポートしてくれるだろうけど(周囲のサポートが得られない時は、本当にキツイよな)

お母さんも疲れているけど、お父さんもお仕事で疲れている。けど子どもは休ませてくれない。

子育ては若い元気な時でないと相当キツイ、と言われるゆえんだ。
なので「やっぱり20代で」とも囁かれる。

パパも育児をママと折半、となると、体力のある若いうちに、となるのだろうな。
もち、家事育児は妻任せの男性も未だ多いだろうけれど。

仕事と育児と両立できるのか・・・これからは女性だけでなく、男性にも問われ始める?
だとすると、結婚出産に慎重になる若者が増えて当然のような気もする。
子育ては経済的にも大変だが、時間的に自由がほぼなくなる。

もちろん、「子育てにエネルギーかけたい、ほかのことはどうでもいい」「子育てがプライオリティ1番」「子育てこそわが人生」と心の底から思える人は、子どものことに自分の全ての時間=エネルギーをかけることは、苦ではないだろうけれど。

そんなわけで「産後クライシス」という言葉に、頷いてしまう。
中には耐えられない人も出てくるだろうな、と。
「子ども」によっても「大変さ」は違うだろうし。
アレルギーを持っていたり、病気がちだったり、発達障害など、様々な問題を抱えることもあるだろう。

そういえば、昔・・・漫画やドラマでは、中高生が妊娠し、悩むが、結局産むことにし、「出産するまで」が描かれる作品が話題になったことがあったけど、それから後のの育児=『本当に大変なこと』が描かれないよなあ。

古くは「金八先生」、これも古くなったが「14歳の母」、漫画では、さそうあきらの「コドモのコドモ」(こちらは小5で産む)
・・・いや、まあ、みんな古い作品だな。

ハッピーエンドで終わるけど、「これからが大変なのに、小学生や中学生のママとパパが責任もって育児できるわけないよなあ」と、覚めた目で見てしまう。

これら作品が生まれた昔、世間様は初エッチの低年齢化を憂えていた気がしたけど、
今は、「若者が恋愛しない、セックスしない」とさわぎ、初エッチ高年齢化を心配しているみたい。

いや、若者にはいろんな人がいて、早い人は早いだろうし、皆が皆、セックスが好き、本当に好きな人がいるならともかく、セックスだけ早くやりたいわけでもないだろう。恋愛することを優先順位の下位におく人もいるだろう。
妊娠も責任持てない、避妊は100パーセントではない、ということで性交渉に消極的な人もある程度いるのは、健全なことだと思うけど。

絶食化と問題にしてみたり、「中年童貞」という言葉を作り、嘲りの色を忍ばせながら問題人物のように扱ったり・・・
世間は、「多様化が大事」と言う割には、人の生き方をひとつの型にはめるのが大好きで、そこから外れる人間を「社会問題化」し、バカにし、嘲り、見下す空気をつくるのが得意のよう。

そういう空気を作り、世間が考える「困る生き方をする人間」に圧力をかけ、世間にとって困る生き方をする人間を減らしていこうということか。
だとしたら、巧妙に人権侵害、仕掛けているな。

世間が良しと思う生き方(こう生きたほうがいいと考えられる生き方)
・・・高校から恋愛をし、大学生で初エッチをし、恋愛経験を積み、結婚し、子どもをもつこと(なお、女性は仕事を続けること)・・・なのかな?

いやあ、何だか大変そうだ・・・

現実問題、体力があり伸びしろのある若い時、子育てにエネルギーを注ぐか、または自分の仕事、自分の才能・能力を伸ばすことにエネルギーを注ぐか、どちらかひとつを選ぶことになりそう。

もち両立しているすごい人もいるけれど、人並み以上の体力と運の良さ(・・・手がかからないですむ子どもを持ち、サポート得られる環境にある、仕事に自由がきくなどなど)がないと無理な気もする。

パパも、ママと同じくらい育児に関われ、となると、子どもをもつことを躊躇する男性も出てくるかもしれない。けど子どもを持つと言うことはそういう責任も発生するということなのかも。
昔はお金を家庭に入れるだけで済んだけど。

それでも、お金を家庭に入れ、とりあえず家に帰ってきて、ママ程じゃないけど子どもに関わるパパも偉い。
それすらしなかったスザンヌさんの元夫に較べたら。

まあ、育児にそれだけエネルギーをかけなきゃいけないとなると、子どもに過剰な期待をしてしまう親もでてくるのも無理はない気もする。
それはそれで問題だと、社会は言うけれど。

バランスよく、両立してこなす、というのは、なんだかものすごい才能を必要とするようにも思える。

ただ、子どもを持ってしまうと、「辛い」「不幸だ」と言えなくなり、それを言ったら「親として、人間としていかがなものか」という社会的圧力がある気がする。
子どもがいるのだから、幸せに決まっている、という圧力が。
そう思えない親は、親の資格はない、人間として最低、という圧力が。

対して、独身者はそういった縛りがないため、「辛い」「不幸だ」と正直に表に出して言えるのかもしれない。

まあ、何にしろ、子育ての責任は重い。

そういえば、林真理子さんが週刊文春で、川崎の18歳に殺された被害者13歳中学生の母親を批判していたっけ。どうやら母親は恋人がいたらしく、子どものことは二の次になっていたよう。

そして5人も子どもがいたらしいけど、元旦那(5人の子どものパパ)は養育費など払っていたのか? 

被害者側に鞭打つようなことを、と林真理子さんを批判する人もいるだろうけど・・・恋愛よりも子供を優先しろという林真理子の言い分ももっともなことだと思う。

子どものことを最優先できない人、仕事や趣味、恋愛を優先してしまう人は、やっぱ子を持ってはいけないとも思う。
なので少子化もやむを得ないとも。

子どものことを最優先できないのに、子どもを持つことのほうが、ずっと問題かもしれない。
世間は「若者の初エッチ年齢や恋愛やセックスに慎重なこと」を気にするより、そっちを気にしてほしいと思った。

とりあえず、離婚し、子どもの養育費を払わないパパから、養育費を払わせるような仕組みを考えた方がいのでは、と。(難しいだろうけど、罰則を設ければ、支払う元パパも増えるのでは、と)

社会的圧力は、社会が良しとする生き方をしない者(=恋愛しない、セックスしない、結婚しない人)に向けるのではなく、子どもへの責任を果たさない者に向けてほしい、と思ったのであった。

でも、あれだけ「恋愛しろ」と恋愛することがいかに人生において大事かを説きながら、子供をもったら「恋愛よりも子供を優先しろ」というのも、都合イイよな、とも思う。
人間、そんなに都合よく生きられない。

『恋愛すること』がそれだけ大事なことだとしたら、子どものことより恋愛、というパパやママもいてもおかしくない気もする。



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