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小説と挿絵イラストと上橋菜穂子作品 [本・テレビ番組・ドラマ・映画・マンガ・アニメ]

小説は、よく映画ドラマ化されたり、アニメ漫画化されたりすることがあるけど・・・
そういえば・・・上橋菜穂子氏の「守り人シリーズ」は、アニメ化、漫画化されているけど、ある作家さんが違和感を持ったという。
アニメや漫画では、小説に描かれなかった背景もすべて描かれるし、バルサは「美人」である・・・
小説では、バルサはたくましく、顎がガッシリした顔で、まあいわゆる「美人」という描かれ方はされていない。

小説の挿絵のほうは、小説で表現されていることを忠実に守り、イメージを損なわないよう描かれているのだろうが、アニメや漫画になると、だいぶ違ってしまうらしい。
(私はアニメや漫画のほうは見ていないのだけど、バルサが美人に描かれるのは、まあ仕方ないだろうな、と思っている^^;)

守り人シリーズのほうの挿絵は、ジブリの人が描いているらしいけど、その挿絵画家の方は、小説のイメージを損なわないよう、読者の想像の余地を奪わないよう、描かないほうがいいと思うところは、あえて描かず、心を配り、かなり気をつけたという。

けど、アニメや漫画は、すべて絵で見せるので、想像の余地を奪ってしまう。
で、キャラの容姿は、やはり「良く」描いてしまう。
だから、想像していたのと思っていたのと違う、と感じる人もけっこういるようだ。


そうそう、私は、上橋菜穂子氏の「獣の奏者」が大好きで、上橋作品の中で一番おもしろいと思っているのだけど、こちらはちらっとアニメ版を見たことがある。で、やはり・・・違った^^;
アニメのほうは、何か雰囲気が暗く、主人公のエリンも表情が乏しく感じられ、小説を読んだ時のワクワク感がなかった。(あくまで私の主観ね)
そして、王獣の姿も、想像していたのと違った。(私は王獣の姿を、アニメ「ドラゴンクエスト・アベルの冒険」に出てくる「不死鳥ラーミア」みたいなものを想像していた)

「なんか、違う・・・う~ん、微妙」・・・これがアニメ版『獣の奏者』を見た時の感想だ。
ちなみに、小説ハードカバー版「獣の奏者」には挿絵はなかった。

ところで、上橋菜穂子の新作の「鹿の王」も読んだが、実は、内容がなかなか頭に入らず・・・読むのがつらくなった。「獣の奏者」や「守り人シリーズ」のようなワクワク感を感じることができなかった。
でも、多くの人から絶賛されているので、私の読解力が足りないのだろう。



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