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田母神フィーバーその2(共感しないところと、したところ) [国家・日本近代歴史・戦争関連]

田母神俊雄さんネタが多い今日この頃・・・まあ、それだけ田母神さんが気になった、ということなのだ。おそらく同じようなことを説いているだろう小林よしのりさんよりも、気になる。やはり田母神さんが「元航空自衛官幕僚長だった」というのが、あるかもしれない。

そして「動的防衛」を目指すらしい日本・・・ということで・・・弱腰で頼りない民主党も、ちょっとは動いてくれたという感じか?
田母神さんの意見を聞いてみたいな、と思った。


ということで、田母神さんのブログを見つけた。
気になったのが、これだ。http://ameblo.jp/toshio-tamogami/entry-10674695881.html

さすがに日中戦争や太平洋戦争を【聖戦】と呼ぶのは過激で、共感できない。
「正義」と同じで「聖戦」という言葉には胡散臭さを感じる。ちょっと田母神さんの言うことは鵜呑みにできないかも・・・と思ってしまう。
もちろん、それはそれで置いておいて、ほかの主張は耳を傾けてみようとは思っているが・・・

この「聖戦」については、114番のコメントに共感した。
114番のコメントの通り、戦争に「聖戦」というものはなく、国家間の生存競争・・・どちらが良いか悪いかなど語ることはできないのだろう。

つまり日本だけが悪いのでもなく、かといって正義だったのでもなく・・・
国益のために中国に進出するのは日本にとっては当然の行為だったのだろう。当時、日本だけでなく、欧米諸国だって他国を支配し、進出(侵略)していただろう。あの時代は、それが「国益を求める国の当然のあり方」だったのだろう。

日本に進出(侵略)された中国にしてみれば、もちろん「日本は悪」にうつるだろう。
でも日本にしてみれば、国益を求めたに過ぎない。

そして、それをアメリカに叩かれてしまった、ということなのだろう。

アメリカもひたすら自国の国益のために動いたということで、それは正義でも悪でもなく、国として当たり前の行為だったのかもしれない。

そして、負けがすでに決まっている日本に対し、なおも徹底的に叩きつぶし、各都市を空襲をし、原爆を落としたのも・・・いずれは大国ソ連を敵にするだろうアメリカにとっての「実験」・・・「国益」だったのだろう。

皆、国益のために動いている。それが成功するか失敗するかのことで、善悪で語ることができないのかもしれない。正義も聖戦もない。「戦争は合法的な殺人」だというから。

日本は太平洋戦争で失敗した。
けど、そこで日本が消滅したわけではない。アメリカに牛耳られながらも、今までやってきた。これからどうするのか、なのかもしれない。

「大東亜戦争=日中戦争、太平洋戦争は聖戦」という言葉にはかなりの違和感をもつが、だからといって、それだけで田母神さんの言うことを否定しようとは思わない。「田母神塾」は途中まで読んだが、説得力がある部分もたくさんある。

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追記
「田母神塾」を読んで。

アメリカは日本を言いなりにさせるために、戦後、「日本は悪かった」と日本国民を洗脳し、情報操作をし、日本人から誇りを奪った。それについては、たぶん田母神さんの言うことは正しいと思う。

ただ、それはアメリカがずるいのではなく、アメリカは自国の国益のためにやったのだろう。国として当たり前の行為なのだろう。

そういった国を相手に、お人よしではいられない、日本はもっと危機感を持て、というのは納得。全くその通りだと思う。

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関連記事
「南京事件考察」
http://kayashi.blog.so-net.ne.jp/2010-12-26

「田母神フィーバーその1(国防、日本の歴史観)」
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