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幕末~明治以後の日本を描いたドラマについて [本・テレビ番組・ドラマ・映画・マンガ・アニメ]

追記
「龍馬伝」のオープニングテーマピアノアレンジ動画を紹介しよう。
http://www.youtube.com/watch?v=kbVn38O3tI8&feature=player_embedded

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11月25日

「龍馬伝」が今度、最終回、そして今度は「坂の上の雲第2部」が始まるようで・・・
実は・・・龍馬伝は段々・・・それほど面白くなくなり、「坂の上の雲」も第一回の話だけ面白かったが、その後はそれほど面白くなくなり・・・

それでも、あの時代の歴史を知りたいと思って見ていた。
もちろん「物語上のウソ」もたくさんあるだろうけれど、いちおう史実に基づいているところもあるだろうということで。

>物語上のウソ・・・たとえば、坂本龍馬よりも実は中岡慎太郎のほうが「大政奉還」へ深く関わっていたんだとか・・・坂本龍馬は言われているほどではないんだとか・・・ほか、芸者のお元さんも、本当は、龍馬に付き添い、交渉の場で長崎で活躍したらしく、あのようにすぐに船でイギリスに渡るなんてことはなかったようでもある・・・

幕末~明治時代から先、諸外国との駆け引きを考えないとならなくなり、日本はどのようにして生き延びてきたのか、日本の状態はどうだったのか、どういう戦略だったのか、それに対して敵対する諸外国はどうだったのか・・・それをおおまかにでも知っておきたいと思って、ドラマを見続けている。
真面目な歴史本を読むのは辛いが、テレビドラマならばそこそこ楽しく知ることができるから。

「坂の上の雲」も、故人の原作者・司馬遼太郎氏は映像化にずっと反対で・・・それは「戦争を美化することにつながるから」という理由だったらしい。今回のドラマ化は遺族に許可をとったらしい。

たしかに、日露戦争で活躍したのだろう主人公兄弟たちは、「カッコよく」うつるかもしれない。
けどそれが即、戦争美化につながるとは思わない。

それよりも、あの時代、日本がどういう状態で、どういうふうにして切り抜けたのか、それを多くの人が知るのは良いことである。
どんなにヒットしようと本の読者は限られるが、テレビドラマ化され、その視聴者の数はやはり比べ物にならないほど大きい。

で、ああいった先人たちの活躍があったからこそ、今の日本があるわけで、やはり感謝しないといけないな、とも思うのだ。

先人たちに感謝することが「戦争万歳」「戦争美化」になるわけでもない。

で、もちろん、そのずっと後は「太平洋戦争」で、日本は多大な犠牲を払った。

それでも、なんとか復興し、ほかの外国に較べれば、治安も良く、医療も水準以上のものが受けられ、飢えることもない、とりあえず「豊か」といえる社会になったのだから、やはりそれを享受できることを感謝しないといけないよな、と。

ドラマで手っ取り早く歴史を知ろうというのは邪道かもしれないが、知らないよりはいいだろう。

学校の授業では、日露戦争があったことは知っていても、日本と周辺の外国はどういう状況で、どういった戦略で、どういった経過をたどったのか、というのは習わない。

とにかく、命をかけて日本を導いた先人たち、戦ってくれた先人たちを知るのは良いことかもと思うのであった。
日本をちょっとでも知っておこうということで。

それにしても、「坂の上の雲」のエンディングで流れる音楽、いいよな~

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余談

そういえば、私はそういう日本のことはあんまり知らなかったくせに、「欧米人に比べ日本人は劣っている」「日本は欧米を見習わなくては」という空気の中で育ち(私の周りだけかもしれないが)、なんとなく日本はダメなのだと思わせられていた気がする。
「日本人離れしている」というのは褒め言葉であった。

昔はジャーナリストの故・千葉敦子さんを尊敬していたが、今は「ちょいと日本を悪く捉えすぎなのでは?アメリカがそんなに立派か?」とも思う。もち、千葉さんが活躍していた頃のアメリカは、現在のアメリカとは違うだろうけれど、それでも、アメリカが何をやってきたのかが、ちょっとずつ分かってくると、当時のアメリカが素晴らしいともあまり思えない。

ちょいと昔の村上龍も「日本嫌い」な感じがするエッセイをよく書いていた。(今の村上さんは変わってきている気もするが)

日本に誇りを持っている人もたくさんいただろうが・・・おおよそは「日本はカッコ悪い。欧米はカッコいい」と感じていたのが、私の世代のような気がする。
もち、欧米の良いところは見習ったほうがいいと思うけれど。

と、「坂の上の雲」からは脱線してしまったが・・・要するに「坂の上の雲」は見ておこうというお話でした。(いや、ドラマとしては、主要人物たちが、それぞれ離れたところで活躍し、そんなに接点がないので、ちょいと散漫で面白くないかもしれないけれど)



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