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勝間和代VS香山リカその11・・・努力と運 [雑記]

前日記の続きです。
アエラに載っていた「勝間和代VS香山リカ」の対談記事で、ちょっと気になったことを考えてみようと思います。

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アエラの記事を読んで、精神科医の香山さんは「医者になれたのはただ運がよかっただけ、環境に恵まれただけ」と言っており・・・

それはつまり、香山さんは今の立場になれたことも、「ただただ運がよかっただけ」「そんなに自分は努力していない」ということなのだろうか。

そこまで言われると・・・
何かを手に入れたり、目標を達成したり、周囲から褒められたり、認められたりしたとき、「いえいえ、すべて運が良かっただけ」「環境に恵まれただけ」であり、「そんなに努力してません」と言うのは、なんだかなあ・・・とも思ってしまった。

たしかに運や環境に恵まれたからこそ、というのも大きいだろうけど、「努力はそれほどしてません」と言われると「本当か?」と・・・

ただ、もちろん自分も振り返ってみれば・・・運や環境が大きく関わったように思う。

たとえば、ピアノの場合、高校時代「自分に合った良い先生」「憧れてしまうほどピアノが上手い友達」にめぐり合えたことが非常に大きい。
なので練習も全く苦ではなく、もしも「練習すること」=「努力」であるとすれば、私は努力することが非常に楽しかった、ということになる。非常に楽しいので、1日4時間は当たり前、休日は8時間以上、中学時代までとは打って変わって練習した。
もちろん、そういった環境を得るためにお金をかけることができた経済的環境も大きい。
もし、音高などに行かず、お金がないから、ピアノはやめてくれ、と言われたら、おそらくやめていたと思う。

「努力する」ということが、「苦しく我慢を強いられるもの」であるなら、もちろん、私はピアノの技術習得について、そんなに努力しなかったと言える。

けど、「練習」は、おそらく「努力」ということになるのだろう。

ならば、こう言える。練習すれば、誰でも弾けるようになる、と。
実際、そうである。
10代の時に、毎日2~3時間以上練習するだけで、相当弾けるようになるだろう。音大に行かなくても、音大生並みに弾けるようになるはずだ。

反対に、練習しなければ弾けない、のである。
おそらく、これはピアノや楽器を弾くことだけではなく、あらゆることに当てはまるだろう。

練習=努力は不可欠である。
少なくとも私は、運と環境だけで、努力=練習をしなくてもピアノは弾けるようになりますよ、とは言えない。

ただし、現在の自分は、あれほどの練習はできない。体力的にも気力的にも落ち、そしてモチベーションも保てず・・・この状態で、もし10代のときと同じ練習量を強いられたら、相当辛い、と思う。
10代のときはやればやるだけ伸びるが、今はそうはいかない。維持だけで精一杯といったところだ。

おっと・・・ピアノについては、ブログに「ピアノ関連カテゴリー」が別にあるので、「ピアノネタ」として新たに記事にしてみたいと思う。もともと、ピアノやショパン、ゲーム音楽のピアノアレンジについて語るために、このブログを開設のに、これでは「勝間ネタがテーマ」「勝間ネタ中心」みたいなブログである・・・^^;


さてさて、自分で「努力しなかった」「運が良かっただけ」というのはいいだろう。
けど、他者に対し、「あなたはただ運がよかっただけ」「環境がよかっただけ」といえるのか?ということだ。
もちろん、「運」「環境」は大きいだろう。
だが「努力はそれほど重要じゃないよね」とは言えないだろう。言えば、大変失礼である。

やはり努力したからこそ、というのもあるだろう。

「いえいえ、努力なんてしてませんよ」というのは、ある意味、傲慢だな、とも思ってしまったのだ。

すべて運と環境のおかげ・・・「努力しなくても、私はできました」というと・・・運=才能、資質に恵まれた・・・ということで、「運=才能だけで、そんなに努力しないで、ここまできました」と言われると、カチンとくる人もいるのではないだろうか。

なので、香山さんがなぜそこまで「努力すること」を認めないのかが分からない。

もし、努力=キツイ、辛い、苦しいこと、と香山さんが捉えているのならば、香山さんにとって医学部に入るための受験勉強は楽しかったのだろう。辛いなどと思ったことがないのだろう。

いや、それはいいことなのだ。勉強が楽しい、などと言うと、「・・・ケッ」と思われるが、ゲームが楽しいのと同じ、受験勉強、試験がゲームのようで楽しい、という人もいるのだ。

あるいは香山さんが、本当にあまり努力しなかった=あまり勉強しなかったとすれば、ほんのちょっとの勉強で医学部を受かってしまう頭がずばぬけて良い人、ということなのだろう。

「努力することを楽しんで」という勝間さんは正しい、と思う。

ただ「楽しめない、苦痛な努力」というのがあるので、厄介なのだ。

楽しめないのだとすれば、勝間さんの言うとおり、その努力の仕方、方法が自分に合ってないのか、そもそも、その先の目標、目的が自分に合ってないのかもしれない。

ただ、それを修正したり、変えたりするのは、また難しいものなのかもしれない。
どうしても、「自分に合ってないと分かっても逃げることができない、やらないといけない努力」というものもあるだろうから・・・

それをできるだけ避けるために「自己分析」というのが大切になってくるのだろう。(これも勝間さんが言っていることだ)

そして、自分に合ったやり方、目標設定、目的を定め、無理なく続けられる努力方法をみつけ、楽しく努力し、その目標を達成しよう、というのが勝間さんが言っていることではないか、と思ったのだった。

とはいっても、途中で「合わなかったかも・・・」と気づく場合もあり、合わなかったからといってやめることができるのか、修正は可能なのか、あるいは「やめる勇気」がもてるのか、ということで、いろいろ迷うことになるのだろう・・・

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余談

週刊文春で勝間さんが皇室費について「コストに見合うかどうか云々」と発言にしたことに対しての批判(というか皮肉)記事が載っていたが・・・これも私は勝間さんの言うことはもっともだと思う。
皇室費は税金から出ているのである。コストに見合うだけの価値があるのかどうか、考えるのは当然のことだろう。

さてさて、勝間さんネタからは離れるが、皇室といえば、やはり「愛子サマ、登校拒否」のニュースが気になる^^;
学習院のとあるクラスが学級崩壊というのも驚くけど、(だって、選ばれ吟味された子供が入学しているのだろうから・・・)、
持続的ないじめのターゲットにされたわけでもなさそうだし、他のクラスの子がちょっと乱暴だからといって学校を怖がり「登校拒否」になってしまうとは、これも驚いた。
>もちろん、出ている情報を見聞きしての感想ということで。

「天皇」という立場が荷が重い大変なものだとするのならば、たったそれくらいのことで登校拒否になってしまう愛子サマには精神的に耐えられないだろう、と正直思ってしまい、このまま男子が継ぐ、ということでいいのでは、と思った。女も跡を継げるとなったら、宮家が増えて、皇室費も増えることになるし。

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愛子サマ「登校拒否」のニュース、についての追記。

週刊誌がいろいろと騒いでいるだが、ま、そういった記事が事実なのかどうかは置いておいて・・・
小さい子供が、「特別扱いをされいる子供」に対し、興味をもち、ちょっかいを出したりすることは、よくあるだろう。あるいは「相手が特別な子供である」ことを意識しながらつきあうことはせず、「対等」になってしまうだろう・・・

「なぜ、あの子だけ特別扱いされるの?」と不思議に思う子もいるだろうし、中にはそういったことを嫌う子もいるだろう。
子供の世界では、オトナからエコヒイキされる子は嫌われたりすることも・・・わりと多いだろう。

子供は「身分が違う」ことなど分からないし、対等が当然と思っているだろうから。
「なぜ、あの子だけ身分が違うのか?身分が上なのか?」「対等ではないのか?」「なぜ、あの子だけオトナたちが特別扱いするのか?それはエコヒイキという悪いことではないのか」と思う心が案外、正しいのかもしれない。

普通の子供の世界では、男の子であれば「お前呼ばわり」することもあるだろうし、ドッジボールでは相手にボールをぶつけるのがゲームだから、強くぶつけられるのは仕方ない・・・ターゲットにされることもあるだろう・・・もちろん、一部の子供はターゲットにされぶつけられることに傷ついたり、怖がったりするかもしれない。それが問題であれば、最初からドッジボールなどやらせなきゃいいのである。
廊下を走ったり、カバンの投げっこも、やんちゃな男の子はよくやっていた。

学校で、皇族方のお子様が、ほかの子供達と同じように、というのは無理かもしれない。

ほかの子供達と同じように、というのであれば、一切の特別扱いをやめないといけないが、それは「皇族」だから無理なのだろう。中途半端な特別扱いとなる。

特別扱いはおかしい、と子供が一番強く思っているかもしれない。

皇族という身分は、現在の「生まれながらにして平等」を説いている社会では、矛盾した存在である。
皇族と一緒の学校にいる子供が一番不思議に感じているかもしれない。皇族は「生まれながらにして身分が上」というのを、ヘンだと思ったり、「あの子だけなんで?」となんだか腹が立つ、気分悪いと思う子供、気になる子供・・・きわめて普通、かもしれない。

ところで、登校拒否やいじめ、引きこもりなど・・・いろいろ問題ありそうで、ほんとうに子供を育てるって大変だなと思った。

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